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ブレーキ効果

ラマヌジャン氏の思考プロセスは、「人間の感覚」からくる。人間貢献にさらなる期待ができる。

例えば「素数の減衰性」だ。数学者はこの素数の増加をゆっくりと抑え込むような数論を「力学」に喩え、この「抑止効果」を「対数的」と呼んだ。「指数的」増加に対する「対数的」な減衰である。

経済「複利」は指数的だが、儲けるほどスリルを感じなくなる「感覚」は対数的である。そして自然界にはこの対数的な応答が多い。そしてこの抑止感覚はやがて「変化」へのきざしを生むのである。

しかしここに「証明」はなく、「直観」しかない。つまり新たな「覚醒」としての「ブレーキ効果」であるからだ。大切なのは無感覚に日常化された「相互主観性」の「指数的暴走」から覚醒し、減衰としての「真の着想」を得ることにあったのである。

 

参考

新装版「無限の天才」夭逝の数学者・ラマヌジャン  ロバート・カニーゲル 著