違憲立法審査権(基本的人権と人間の尊厳)

人間の尊厳と人権のためには、「量の民主主義」(多数決主義)だけではなく、「質の民主主義」(少数者の基本的人権の保障)が併用されている。適否を多数決原理だけに委ねることは、もともと「少数者の人権保障」を脅かしかねない危険性を内包しているからだ。

ゆえに日本政府は「死」刑制度を「世論」(量の民主主義)によって根拠づけているが、国連人権委員会は「世論」による「死刑制度」の正当性は認められないとしている。

そして「救済の解釈学」は、「生きた、書いた」ということ、それは「引用可能性」であり、さまざまに「翻訳」(質量化)され、進化のために遺伝子情報すら行為可能性へと質的に超越して行くものと今は考えているのである。

 

参考

「刑法と戦争」戦時治安法制のつくり方    内田博文 著

「救済の解釈学」ベンヤミンショーレムレヴィナス    スーザン・A・ハンデルマン 著