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制度確率

江戸時代の都市で斜面災害が少なかった理由に、「土地制度が防いでいた災害」という記録がある。

私有財産権が制限されていた時代、斜面災害等の宅地に適さない土地は記憶されていた。そのためそういう土地の売り買いは特に制限された。

明治以降、地租改正法により「土地の使用権」は「土地の所有権となる。この所有権は資本主義体制の確立の基礎となり、「流通や担保の対象」の扱いとなり、土地としての災害リスクの記憶も「人の手を渡り歩き」、「起こってはならないことが、起こるはずのないことにすり替わる」という現象が、全国の都市で見られるようになった、というのが本書である。

 

キーワード:記録 確率 売買 制度  

 

参考

「埋もれた都の防災学」都市と地盤災害の2000年  釡井俊孝 著