仕事

定説に対し新たな両義性を与えることは重要である。

官僚と大学の関係には実は、ノーベル賞(ドイツ・日本)という仕事があった。

プロイセン官僚機構に大学行政を結びつけたアルトホフ体制は、実学としてのノーベル賞を育む温床となる。

ここには、国家の構成を学識集団により「国制」化するという目論見があった。それは国制知という概念により、大学という学知から官途への独占的リクルートの道を整備とするというアイデアだった。

渡邉洪基氏も日本の官僚であったことから、大学は当初から知の砦ではなく、実学としての学会や組織を立ち上げることができたのである。

またこれは非政談的治国平天下の学=国家学の構築を秘めていた。

つまり日本の官僚制とアメリカ民主主義(リーダー養成)の違いは、国立大学・私学(東京大学ハーバード大学)の生い立ちの違いでもあったのである

 

参考

「渡邉洪基」衆智を集むるを第一とす  瀧井一博 著