現代経済学再考

パーマネント・ジョブ・ロスは、ホワイトカラー層を直撃した。ここから「雇用不安」と「所得格差」の同時発生が、メカニズム的に登場する。しかし、「失業増加」でも「景気回復」できるのは、何もIT産業がリードしているからではない。それは所得格差に支えられた効果であるからだ。

すべてをIT産業の未来に託すのは短絡的である。IT産業も不連続なイノベーションにより、短命であるケースは多い。ゆえに今ある状況の打開は、ホワイトカラー層が再起し、マッチング産業(サービス業の新定義)を新たに立ち上げて来ないからだと言える。

 

参考

「インフォメーション・エコノミー」情報化する経済社会の全体像  篠崎彰彦 著