形態空間論

本書から得られたことを箇条書きにすると、私には見えてくるものがある。

 

1、「現生の左右相称動物の多くの門が化石記録に突然出現した」ことをもってカンブリア爆発と定義された。

2、カンブリア紀の前の初期エディアカラ生物群にあらわれた海底のチェルニア等(葉のような生物)は、左右対称から見て左右非対称に見える初めての出現となる。

3、そしてエディアカラ紀とカンブリア紀のもう一つの境界は、海底の穴の化石である。今まで海底の表面を這っていた生物が潜り始めたのである。

4、この潜るという穴の痕跡により、カンブリア紀は左右相称動物の出現として再定義された。体には前後があり、口のある方が頭で、前へ進む。

5、そしてこの穴を掘る行為(隠れる・住む)は、海洋に変化をもたらした(農耕革命)。海底の堆積物がかき乱され(耕され)その有機物が生物が利用できるようになり、硬組織(ボデイプラン)を発展させることができたのである。

 

キーワード:マンデルブロ集合 測度保存力学系 

 

参考

「絵でわかるカンブリア爆発」  更科功 著