躍動感

「生きている」というより、「生かされている」と感じる「啓示」が、人間の「観照」感覚である。

ゆえに人間は、文楽やロボットに命を与えることができた。これはただの「鑑賞」では生まれない。

人間はただ漠然と生きている時より、「創造」している時のほうが躍動感にあふれているからだ。

それは「自足するエネルギー」ではなく、「虚の動き」による、創造制御された、生かされた動きである。それゆえ虚構の「生」には、どこか他者への思い(創造啓示)がある。

マティス氏の『ダンス』1910年にもピカソ氏の「キュビズム」に到るまでの創造の躍動(観照)が示されている。

 

参考

「舞踊の始原」ー古代インドの形象ー   石黒節子 著 

マティス」知られざる生涯     ヒラリー・スパークリング 著