歴史・分散・理念

一神教」誕生の謎と現代の「ディアスポラ」に迫る。そこには「分散システム」と「優生学」が迫る。

歴史上「国土」を失ったローマ教会は、世界の地政学的な変化と緊張の中で、普遍的宗教による「福音」が意味を持つのかとひたすら考えるシンクタンクの様相を呈し、領土問題や経済競争から自由になって「良心」を担保する存在となる道を模索した。

これが後のローマ帝国としての「天下統一」の理念である。これが一神教の始まりと考えてもおかしくはない。そしてそこにはローマ帝国滅亡のように、ディアスポラ(離散)があった。

後にこの模索は、例えば世界に離散したユダヤ人はこのディアスポラ優生学を持つのではないかと歴史上疑われた。

ここから急転直下「分散」は「帝国復活」のステップではないかと世界は直観する。こうしてデアスポラは模写され「いたるところに自己の存在を示す」(分散システム)を施し、あたかも領土の空白を精神的に埋めながら、土地無き土地をめざし「天下統一」の名分を立てているのではないかと「空」されたのである。

 

参考

キリスト教の謎」奇跡を数字から読み解く  竹下節子 著