思考力という遺伝子発現

私はこう推測する。思考が働いたのだ。たぶん普通、思考力は遺伝的に発現していない。「追い込まれた時」に、はじめて発現し、驚くべき力を発揮したのだ。

思考力は誰でも持っているが、それが発現する人は少ない。思考力の体験者は実は少ない。思考力は能力でも才能でもなく、追い込まれたときに、そう感じた時にだけ誠実な人に発現する。

本書のタイトルにも、トップにも、「思考力」が最初からは理解されていなかったことを示す。

なぜならば、誰でも働かせられる能力ではないからだ。それは発現させなければ働かない。通常、人は思考停止状態にあり、ただ単に作業しているに過ぎない。

ゆえにそれが発現したとき、誰もが思考力の大切さに気づきそれを説く。

 

「思考力は、環境で変わります。極限まで追い込まれたとき、人は考えるようになる。ならば、自分で環境を作っていくことです。」 高岡浩三氏

 

「日本のホワイトカラーがやっているのはほとんど作業です。考える時間を増やすだけで思考力は高まる。」 高岡浩三氏

 

「仕事って楽しい、と思うところからオーナーシップも思考力も高めていける。」 留目真伸氏

 

「机に座って考えることは、ほとんどない。いいアイデアが浮かぶときは、誰かと話をしながら、が多いですね。」 三村浩一氏

 

参考

外資系トップの思考力」経営プロフェッショナルはいかに最強の解を生み出すのか  ISSコンサルティング 編