ウィッグ史観・成功神話・科学の「過去性」

本書は「目的論」を嫌う(大栗博司氏)。

そして、「現在の基準で過去を裁く」。これは歴史学研究では禁じ手である。

しかし「過去の科学を現在の基準で評価する」のは、「勝者が自己を正当化する」成功体験・神話とは違う。進歩に貢献した思考法と、発展を妨げた思考法が何であったかをあぶりだすためだ。

そして科学は「タイムマシン」を目指すが、残念ながら「科学」だからタイムマシンには乗れないのである。過去にも未来にも「乗る前」に「行き着いている」からだ。

 

   ー ヨハネス・ケプラー氏とマルチバースについて ー

 

参考

「科学の発見」  スティーヴン・ワインバーグ 著