分かち合う

環境倫理学には、「生身」と「切り身」という議論がある。「生身」とは、人間と自然との直の関わりだが、「切り身」とはスーパーで売られるパック詰めのように、生き物を食料としか見ないものを言う。

 

しかし

 

田舎暮らしの大切さは、「伝統的な食事の機会」を与えられることだともシェフは言う。育てたものを家族で「分かち合い」食べるという伝統だ。

 

そんな中で

 

「想像力のレシピ」は何かと聞かれれば、それは進んで「料理する、食事の支度をする」ということで、特別な事ではない。やっているうちに上手くなる。おいしいものを「分かち合う」(切り身?)ために。

 

つまり

 

「今日のごはん、何にしたらいいかわからない」なんてことは、ありえないのだ。おいしいものを「分かち合う」のに、「がんばる」とか「努力」とかいう言葉は似合わない。

 

さあ、明日も作る。

 

参考

「古代の人々の心性と環境」異界・境界・現世  三宅和朗 著

「シェフの哲学」食の探求から三つ星レストランの運営まで  ギィ・マルタン 著 

「おいしいパリ暦」  稲葉由紀子 著