教育課程論

発話行為」(オースティン)から「様相論理」が生まれることは、プラトンが「対話篇」ですでに教えていた。これは単に「対象」を「指示」する言語哲学ではなく、「可能世界」を作り出す言語である。そして「一人」でも思考実験(数理物理)が展開できることを示したのはアリストテレスの「論理学」である。

 

「言語」から始まった人間の「論理学」は、数学(集合論と関数)を生み、それを回路概念や半導体原理の直覚につなぎ、コンピューター工学へ向かったのである。ゆえに命題論理・述語論理・様相論理の順に学ぶことは、全てを網羅する基礎である。

 

人は「生成文法」・「可能世界」・「計算可能性」をこの「論理学」(デジタル)で手に入れたのである。つまり「書き換え」は「再帰性」を内包していたから、それは曖昧の中にありながら、参照し立ち返る基礎があるように見せ(仮定し)、さも基礎があるかのように定まって、拡散し進むのである。そしてさらに「剛体」ではなく「凹集合」(曲)をも視野に入れる。このことから、「名詞」にはすでに「動詞」が内包されていたことを、私ならあらためて宣言するのである。

 

参考

「現代意味論入門」  吉本啓・中村裕昭 著