実在(時間的対称性)

量子力学は完全である。「未来はすでに実在する」からだ。

 

量子力学が完全であるためには、それが実在でなければならない。ならば対称性の破れではなく、時間対称的な解釈による因果律を立てるべきである。

 

現在の状態というのは、過去だけから決定されるのではなく、過去と未来の両方から決定されるという意味での決定論である。つまり因果関係は組み込まれていても、「原因」という概念は組み込まれていないのである。「始まり」は組み込まれていない。

 

人が想像したことはすべて実現できる。それゆえ「時間的方向性」(原因が結果に時間的に先行するという状態)が必ず組み込まれているわけではないのである。イメージトレーニングだけで因果律は成り立つ。これが時間的対称性という「実在」解釈である。

 

参考

アインシュタインvs量子力学」   森田邦久 著