平面

「平面」の意味を、本書の中島盛夫氏の解説から、もう一度現象学する。

 

人間は地上的生活をしながら「上空飛行」的視点を取りうる唯一の生物である。

地上を見晴らしの良い広がる平面(客観)としてみなしながら、地上をまるで迷路のような平面(主観)として模索しながら日々を生きる。この間を「仲介」をするのが言語や学問である。

 

直接経験する事象は、「地上の記号」が意味を持つものとして「媒介」されるが、それは「視点なき視点」の実存的存在である。幾何学的図形ですら出来合いの姿で人間に与えられているのではない。

 

参考

改装版「知覚の現象学」 モーリス・メルロ=ポンティ 著