権力を取らずに世界を変える

「大きな政府」を批判し、「大きな社会」(ビッグ・ソサエティ)は生まれる。いままでの「契約文化」に対し、「権限移譲」文化が到来する。

 

この「権限移譲」はグローバルな移譲である。「大きな社会」は流動性のチャンスである。

 

ベーシック・インカム導入はグローバルなベーシック・インカムの展望と結びつけられる時に初めて、移民問題や多国籍企業規制への道が開け、現実的に意味のあるものになる。いまのテロリズム・民族対立・環境問題は、貧困・格差・公共圏問題に直接つながっている。権限移譲は、ここに「権力を経由しない流動性」を獲得する。

 

世界が同時に、世界のすみずみまで貧困を無くさなければ、ほんの少し残された地域からまたほころび拡散する。同時に「一か全か」である。歴史的正義回復は世界同時ベーシック・インカムの実施(権限移譲)である。

 

世界に少しでも歪みを作ると、その地域から世界へとほころびはじめる現代、そこには誰かの権力だけがあり、権限移譲という流動性と創造性が地球市民が与えられていないからである。

 

参考

「英国チャリティ」その変容と日本への示唆  公益法人協会 編

「グローバル・ベーシック・インカム入門」世界を変える「ひとりだち」と「ささえあい」の仕組み 岡野内正 著訳