図(レトリック)

研究者のめざすものは芸術家がめざす「自己表現」と何ら変わらない。ほぼ発見は第六感のようなものだ。ゆえにそのような第六感で発見した成果を、後付けの理論を使って論理的に説明して、あたかも理論に基づいて研究を進めた結果発見された成果と言う体裁をとる。そこには先行する参照文献が実質無いからだ。それゆえ研究の実情は外からみてもわからないもの(不連続的な飛躍)になっている。

 

ゆえに研究論文では「図」が重要となる。図をイメージしながらそれに添う形で論文は進むのである。魅力的な図(芸術や幾何学同様)はアイキャッチ(イメージ)の役を果たす。歴史に残るのはこの図であり「英文」ではない。ゆえに文章は、「図をイメージさせるもの」(日本語のレトリック)でなければならない。

 

参考

「研究者としてうまくやっていくには」  長谷川修司 著