その次のテーマ「光の三原色」

光合成は存在したが、その「系統」を作ったのは人間である。つまりそれが発見と呼ばれる方向づけの連鎖である。それまでの始原生物は必要なエネルギーを酸素を必要としない無呼吸(発酵)によっていた。

 

光合成はフロギストン説を切り口とする。無関係のようだがそこには産業革命内燃機関への急速な時代興味がある。ものが燃えるということ、それがエネルギーへの展開であった。それは浄化との両義性のなかで紆余曲折して進展した。今から言えばその展開は幼稚であったが、それは呼吸との関係をも示唆し、その根となった。ATP収支では酸素呼吸が最も有効であることを発見したからだ。

 

ここに経路の同一性を考えれば、すべては代謝経路の一つと考えることができる。光合成系の出現は、呼吸系の進化に深くかかわった。それは酸素が先か光合成が先かのパラドクスをうまく回避できた。それが方向としての電子伝達系(水素伝達系)の統合視野だったからである。

 

それでは次に「光の三原色」の意味を今度は誰かが説明できなければならない。その説明は今後流れを大きく変えるかもしれない。

 

参考

光合成と呼吸の科学史」  真船和夫 著