方法の問題

本居宣長氏が「歌の道」で考えたとすれば、その復元たる「もののあわれ」とは恋愛のことである。柳田國男氏が、やまと言葉で「おのずから」と「みずから」を考えたとすれば、それは夏目漱石氏の「則天去私」とそれほど変わりないことがわかる。数学や物理を考えるときもそれと同じことが必要である。数学史や物理学史上の数字の扱いや単位の意味を十分復元しておく必要がある。

 

参考

本居宣長と国文学」  田中康二 著

「日本思想史講座5 ー方法ー」  ぺりかん社