森の翅

昆虫は森に逃げ込む。

そこに神秘と奇跡が生まれた。

変身譚は山林や深い森から生まれた神話である。

そこに擬態(共生)が生まれたからだ。

小さい生物は、捕食の関係をまぬがれるために、自らの体積に対する圧倒的「表面積」を利用して森の木々や草木や花に化けたのである。

擬態とは草木に似せることだった。これは「光合成」遺伝子の圧倒的勝利である。

ゆえに「森は翼を授けた」と言われるのである。

 

参考

「だましのテクニックの進化 昆虫の擬態の不思議」  藤原晴彦 著