人間の安全保障(教育)

アラン氏はルソー氏を評してこう言った。

「彼は、誰かといることよりも、一人でいる時(思索の時)が、最も幸福であったひとりにちがいない」と。

 

己の探究心と楽しみだけに従って一人で自己教育を行い、教えんがためではなく、ただ知らんがために精密諸科学に没頭した。人の意見をまったく意に介することなく。

 

教育は、技術にずるずると引きずられ、そのあとを追って行くのではなく、何らかの精神の自由についての観念と価値を与えてくれるものでなくてはならないと。

 

「精神の自由こそ至上の価値である」という共通点は、「人間の安全保障」にはあまりに重要である。

 

参考

「アランとルソー」教育哲学試論  アンドレ・カルネック 著