新数理

現代は計算の土台を失っている。(ベック)

予防と説明責任という計算の土台は失われ、保険(確率)すらも成立しないリスク社会に移行しつつある。そして、それでも「決定」をおこなうよう強制していくが、その決定が逆に「リスク」を生み出していく。

 

「リスクはいわばその克服を通じて増大する」という「再帰的に連動するリスク」としての本質を示す。そしてこれは「無意識の配分」と呼ばれる。明確に把握された目的に対して手段としての対処を構成するのが難しくなっているのである。

 

つまり曖昧な「外部」という目的に対するのではなく、内在平面(新数理)ということを理解し、「内部に留まる決意」をしない限り、この「拡散」は終わりをむかえることはない。

 

参考

シリーズ日本の安全保障8「グローバル・コモンズ」   遠藤乾 責任編集