価値創造

「価値」をあらかじめ無効にすることから、価値創造はなされる。

それが「交換価値」経由としての再現前化である。

 

しかし初めから人は価値を知っているのである。

なぜ交換価値経由するのかと言えば、それは「自己への回帰」の位相を「同一性」として相同にするためである。

 

すでにすべての価値は自他ともに知られているが、それを同一性として拡張するために「交換」「思索」「コミュニケーション」としてわざわざ経由(公衆化)しているのである。

 

すべては「同一」である、それが共存として、自他の前にある超越的現前性なのである。この同一を自己現前への回帰(周期性)としなければ人は価値創造できないからだ。

 

間主観性」とは「間」の同一性の発見である。それはモナド記号論)(圏論)からも説明される。それは自我の生成以前と以後に発生するモナドロジー(ライプニッツ)に拡張統合されてゆくのである。能動と受動は「キネステーゼ」において作動以前にこうして統合されている。

 

つまり自我形成以前に受動的志向性として働く本能愛を通して「人格の核」が育まれているのである。

 

参考

「他者のための一者」  ディディエ・フランク 著

間主観性現象学」 Ⅰ Ⅱ   エトムント・フッサール 著