時を超えて

時間的存在である人間が、時間を直接見通すことはできないから、当然時間の「不可逆性」が成立する。これが人間中心主義の限界(観測者問題)である。つまり観測というのは人間中心主義からくる逆説なのである。しかしドイッチュ氏によれば、無限可謬主義(修正化)を認めれば、それは人間中心主義から離脱でき、「普遍性」を持つようになると教える。リチャード・ゴッド氏も「宇宙ひも」理論により「位相的欠陥」から「多世界解釈」(修正主義的横断)を拡張している。これは「結晶化」に必ず現れる「格子欠陥」から「相転移」があらわれるのと同じ原理だからである。

 

参考

「時」  渡辺慧 著

「無限の始まり」  デイヴィッド・ドイッチュ 著