量子力学とは「時間論」である

量子力学は、「光と物質の相互作用」や「位置と運動量」を決定することが、目的ではない。量子力学の究極は「時間論」である。量子力学にとっての「実在」とは「時間性」そのものである。つまり時間を作るものがそのエネルギーであり、空間化としての歴史性である。ゆえにタイムマシンの「現存在」は、誰もが持つ、その究極の正イメージである。時間(実在)を作るエネルギー機構、それだけが量子力学の射程である。

我々は「物質」ではなく、時間として生きているのである。

 

参考

岩波講座物理の世界 物質科学の展開8「光と物質」 張紀久夫 著

新装版現代物理学の基礎3 「量子力学Ⅰ」 岩波書店

新装版現代物理学の基礎4 「量子力学Ⅱ」 岩波書店