「科学者の厳格さ」と「世界の陳腐化」

科学が進歩したおかげで人々の「心」が幼稚化し、数々の「陳腐なトラブル」が今まで以上に世界にはうまれている。しかしいざそれを法や規制に反映するとなると、この張本人たる科学的知見は邪魔をして、なにもできない始末なのだ。

 

つまりすべては科学的でなければならないから、「真」と認めるためには因果関係の基準(ハードル)が高くなりすぎる。「陳腐な問題の発生」に、非常に高い科学的基準をクリアしなければならないという陳腐な矛盾である。

 

「高度に科学的な?」常識無き世界に、常識をはかる科学的基準など存在するわけがないのである。

 

こうして「明日という日」は、何もできないまま、立ち尽くす。

 

参考

「こうして、世界は終わる ーすべてわかっているのに止められないこれだけの理由」

             ナオミ・オレスケス  エリック・M・コンウェイ 著