「精神としての身体」覚書

 薬で治らない者を「心身喪失(心神喪失)状態にあった」とは言わない。

薬で治らないものは、あくまで確固たる「精神」をもって行為したと考えられるからだ。だから治らないのだ。身体ではなく精神が変わらないからだ。

 

人柄から間柄へと時代の見方は進む。

人格・人柄は独立した個人の中にあるのものではないからだ。

お互いをほめあう人柄に、「間柄」の尋常ではない「歪み」(絆)を見れば、真実にたどり着くことは往々にしてある。社会、あるいは社会が作った悪とはそういうものだ。

 

参考

「精神としての身体」 市川浩 著

和辻哲郎 ー人格から間柄へー」 宮川敬之 著