想像を超える現実(250字)

司馬遼太郎氏は「日本人の二十世紀 総論」で「商人国家のリアリズム」をあらためて評価する。外交や内政の問題には華やかなレトリックが必要だと説く。それは「お得意さん大事」という魂のある精神(商人像)だと言うのだ。

 

「異文化や未来に向かうことは同じ想像力である」とサイエンスフィクションの創造力は海外に問う。マンガ・アニメや環境問題への創造力も、その差別ない「売り込み」にある。国家のレアリズムに対し、民意を築けるのが商人の魂である証拠は、「無差別」の日本文化にある。

 

参考

『「文藝春秋」で読む戦後70年』第3巻バブルからその崩壊へ  文藝春秋文春ムック

「国際SFシンポジウム全記録」冷戦以後から3・11以後へ  日本SF作家クラブ編