モメンタムと学園

ジャポニスムは「模倣」だか、シノワズリーは「器」の発見である。自己の器を「箱庭療法」のように修復・漸進させる方法の「リオリエント」であった。北斎よりも中国庭園や磁器はより中心に届いたのである。その証拠にヴォルテールライプニッツにその中心が現れている。しかし古代から西洋に「庭」の概念なかったわけではない。エピクロスの庭園やアテナイの学園である。先進する学びの庭、学園という庭・園は存在していたのである。

 

近代ポートフォリオ理論と最適化の専門家は、入れ物(ポートフォリオ)という器の概念をいい意味で刷新する。効率的市場仮説という器の質を超えるのである。アウトパフォームという他者(バイアスによるバイアス)に対する悪影響を取り除くことで、最適化の客観を「景観」のように保証し、リスク低減をはかり、連続性を持続可能性として確立するのである。そしてこの「行動経済学」による新たなゲーム理論的知見は、「市場」を打ち負かすことができる「協働」の「目利き」的な未来を推進できる可能性を持つ。

 

参考

シノワズリーか、ジャポニスムか」西洋世界に与えた衝撃  東田雅博 著

ウォール街のメンタムウォーカー」  ゲイリー・アントナッチ 著