流通論再考(離散数学としての市場の誕生)

当たり前のことをさまざまに説明することは難しい。

しかしそれは、熟考されたものであればあるほど、後世に与えるインスピレーションは大きい。

なぜなら歴史は固定(客観)したリニアな進み方をするものではなく、創造されてゆく魅力的なものだからだ。

 

「流通」は「集合」である。「届ける」ことではなく、「集まる魅力」(自動生成)だからだ。

財は他の有用性と組み合わされてはじめて真価を発揮することがほとんどだ。ゆえに形成された財の集合(アソートメント)こそ一連の「輸送たる流通」である。

 

数学的集合論(離散)の魅力は、「市場形成」(集合)と「品揃え」(集合)から「価値」をインスパイアされた。品揃えは「取り揃え」であり、そこから「交換経済」がうまれたからだ。だから単なる使用価値(客観)に未来(本来)の魅力はない。

 

魅力あるまちづくり環境政策、所得分配もまた、一見システムに見えるが、実はそれは離散数学で構成されるのである。

 

 

参考

第3版「流通政策入門」流通システムの再編と政策展開  渡辺達朗 著