フィクションの悲しみ(現実と実現)

現代経済学はバイアス(主観的偏り)を射程にする。それは直接イノベーションにも通じるからだ。

脳は「不幸の意識」を背負うこともあれば、それを「バネ」にイノベーションの「ニッチ」(不自由=自由)を発見することも、些細な事に「喜び」を感じることもできる。

「幸せの意識」も「不幸の意識」も脳は、「現実」のように創造できるのだ。だから人の思いつくことは「何でも実現する」のである。

つまり人間においては「主観に左右される効果の領域があまりに大きい」という事から、「自由設計」が生まれているのである。

プラセボ効果の脳科学とは、「何もないものの背後にあるものは何か」ということをテーマに教える。「無からの創造」「存在と無」「不在の現前」、それぞれに歴史は世界史を創造してきたである。

このように何もなくとも、脳においては期待や注意、情動をつかさどる各回路は勝手に働くのである。

 

参考

「意識と感覚の脳科学」  日経サイエンス編集部 編