スイッチバック

専門家とは知識の専門家ではなく、「ケーススタディー」ができる専門家と読む。

この世の中は「社会」である。だから経営・経済も社会性を持った解決・思考が重要であるからだ。知識の当て込みでは進まない困難なケースは多い。

 

それゆえ本書は、「反省的省察的教育」が必要であると説く。後戻りして社会性を考えることの「共同」を説く。

 

従来の学歴教育は「反社会的」教育であった。それは社会性を無視し、知識だけに集中するものであった。社会性を雑音としてそれを寄せ付けない集中だけが勝負の世界、学歴社会では優位であったからだ。社会性の影響を受けない遺伝子モード(本能確実性)の集中が「反社会性」としての強みをもたらしたからだ。

 

判断は「反省的省察的」社会モードからしか来ないというのが結論である。

ゆえに人間は遺伝子モードにスイッチを切り替えられる能力だけではなく、それを減額して一つ下の社会モードで調和すべきである。

 

参考

専門家として教師を育てる――教師教育改革のグランドデザイン」   佐藤学 著