プログラマブル回路の図書館とその地図

「単純さの増大」から導かれる結論は、それに対応する「頑強さの減少」である。現代の「専門的な狭さ」は単純化であるから、事の解決にはむしろ間口を広げる必要がある。

 

自然の新機軸と技術革新はよく似た性質を持つ。つまり「同じような問題には必ず複数の解決策がある」という本質に気づくことにある。それが遺伝子でもネットワークでもなく、回路の形成だったのである。

 

古い遺伝子が遺されていることからもわかるように、それは単なる余剰(冗長性)という意味だけではなく、古いものを組み合わせて新しいものをつくるということを「新機軸」の概念は示している。

 

つまり自然の「規格」とは直接遺伝子ではなく、「回路作用」の発明なのである。つまりデジタル回路の学習は進化と似ているのである。

 

参考

「進化の謎を数学で解く」  アンドレアス・ワグナー 著