一体性とは何か?

東アジア内での日本と韓国は、安定した比較可能な民主体制である。

その上で「合理的選択としての政党」は説明される。

 

信奉するイデオロギーや歴史的由来にもかかわらず、政党が構成員の合理的選択の結果として存在することが主張されて久しい。自らの再選実現という目標に対して合理的であると判断する限り政党は存在し機能するのである。

 

両国ともに政党の一体性は、政党のイデオロギー的同質性(凝縮性)ではなく、強い政党規律(公認)によって確保されているとみるべきである。各政党の一体性はイデオロギーの差異ではないのである。

 

日本での再選可能性(小選挙区制や拘束名簿式比例代表制)は、選挙による平等性確保の問題から生まれたのではなく、政党という合理的再選機会存続のために、自ら政党(候補者)が選択した結果(一体性)である。ゆえに韓国も再選可能性としての政党政治の道を行くのである。

 

参考

現代韓国研究シリーズ「日韓政治制度比較」  康元澤 浅羽祐樹 高選圭 編著