レジリエンスの喪失を回復させるためには

レジリエンスとは「強靭」や規格化された水準を確保するというものではなく、柔軟性を意味し、むしろその低下要因を知り、回復・向上させるためにはどのような方策が有効であるかを熟考することである。

伝統知に学び、忘れてしまった回復力を改めて学習することは、ビッグデータの地検から再び図れる。最適な道は、皆に「やる気」があり「幸福」で安定していた環境水準を回復することである。科学的根拠による「強靭化」をいくらめざしても回復力ややる気がなければ、むしろ想定外の無力を感じるだけだからだ。

 

「ネガティブな出来事から立ち直る回復力」は、しなやかな伝統知の見直しからくる地域創生であることから、短期的な経済効果重視の視点から、安全・安心な社会の構築へと改めて風土循環をあらためて示唆されたものである。「レジリエンスの喪失」(環境・人間性の喪失)に気づくことは何より重要である。

 

回復力は直接「向上」であり、単なる強靭化(不寛容)ではないということが、レジリエンスの解である。

 

 参考

ジリエンスと地域創生」伝統知とビッグデータから探る国土デザイン  林良嗣 鈴木康弘 編著