クリエイティブ経済の試金石(東京オリンピック)

開放性・多様性・受容性を経済課題の中核に据えることがそれほど難しいことだったのかと今さら思う。おかげで高学歴・経済力(金)を持つ者は卑屈なものになった。

 

しかしこれからは本気だと思われる。「UNCTAD」は検証する。

 

クリエイティブ産業は小規模を典型とするため、貧困撲滅と不平等の縮小を可能にする。芸術やその他の文化活動は、若者の社会的包摂を可能にする。そして「文化サテライト勘定」(CSA)の新しい可能性は示唆され、それはSNA(国民経済計算)との関係でも整合性があることが認められる体系となった。

 

そしてなにより「クリエイティブ・クラス」概念の登場は、「分野の横断的つながり」を「学際」以上のものとした。

またクリエイティブ産業は、都市的集積に有利な都市型産業であることから、「クラスター政策」も有効であり、地域政策(空間的側面)がより重要になることもわかった。

 

これからの「才能」とは、「特定の人為的規範の中で平凡に認められたもの」ではなく、「あらゆるところに向けられる可能性のあるもの」であり、計り知れない深さ(個の才能)に目を見張り、驚嘆すべきものであることがより人生を豊かにするであろう。

 

 参考

「新クリエイティブ資本論」 リチャード・フロリダ 著

「クリエイティブ経済」  国連貿易開発会議(UNCTAD)著