トップダウンの道徳からボトムアップの道徳へ(修復の含有)

「修復」ができること、つまりそれが「修正」の未来をも見せる。

 

「仲」が修復できないようでは、公正やバランスという規範性は現れない。

仲直りする気がないなら距離を取り続ければいいが、仲直りには理想な位置関係という配分やバランスの位相幾何学が高い知能として必要である。

 

さりとてそれは上から押し付けられる息苦しい監獄ではなく、原初から存在する根本的な価値観であり集団生活の生存価に由来するのである。ゆえにこれは、「仲」の修復ばかりではなく、先行する自己修正・自己修復も必ず含むものである。なぜなら修復・修正は自他ともに遺伝子的に、社会性の現前だからである。

 

個は集団のために、集団は個のために絶滅・感染の病を防ぐ。

 

ゆえに進化論上、リードする者であっても、自己修復できない者に未来はない。

 

参考

「道徳性の起源」  フランス・ドゥ・ヴァール 著