「研究開発=個別受注生産」の日本

大量生産からの日本的離脱とその移行は画期的であった。

そこからイノベーションが生まれたからだ。

 

研究製品と個別受注製品はオンビジネスとオフビジネスの違いこそあれ、「製番管理」という手法において同等に置かれたのである。

それは研究開発と客先個別仕様を同等に迅速に扱えるノウハウを蓄積していった。

 

つまり見込み生産から受注生産に転換したことにより、顧客ニーズがよりよく見え、それに柔軟に対応できるようになり、在庫コストを持たない圧倒的な短納期生産を実現したのである。そしてそれは変更や例外にも敏速に対応し、しかも日本の製番管理「モジュール形式」は汎用性を高め、多種多様な生産をできるようにしたのである。

 

これは、「走りながら自分でつくりだすこと」を可能にした。それが製番管理(進行形の生産管理)となり現在まで来たのである。

 

参考

生産の実務「製番管理」  田中一成 著