コミュニティ

「人を見る」というとても根源的な行為もまた、写真により歪んで行く。会わなくても見ることができる。それは存在を必ず想起させるが、そこに「いない」ということも知っている。こうして「不在の現前化」は、「次になにが起こるのか想定できない」という「…

カルアーツ

慈善活動のなかに修練の場があり、アニメーション映画の新黄金時代がうまれた。 芸術と産業の融合というのは、作家マーク・トウェイン氏と企業家ヘンリー・フォード氏の同時代的融合を意味しない。そこには古典主義時代からのパトロンの情熱がかならず加味さ…

国境なき子どもたち(KnK) 

彼らを待ち構える過酷な運命の道筋を少しでも和らげられるように努めること。 一人の子供として成長する時間を持てるよう全力を尽くすこと。 キーワード: 国境なき医師団 国境なき子どもたち(KnK) 参考 「私はドミニク」 ドミニク・レギュイエ 著

複合戦(平時と有事の境が消える時)

「複合戦」により自らの勢力圏拡大を繰り広げる中ロ。平時と有事の境界線は曖昧になり、宣戦布告もなしにじわじわと国境線が変更される事態が進行している。特に近年、サイバー攻撃という手法が普及したことと、フェイク・ニュースなどを信じやすくなる状況…

「モラベックのパラドックス」とシンギュラリティ

「モラベックのパラドックス」認識は、「世界」を理解するために、人工知能をつくることをあらためて意味する。 つまり高性能スパコンを作るのが最終目標ではなく、人工知能の特異点(シンギュラリティ)を起こす先駆けの時代が来ているのである。 参考 「挑…

つなぐ

あみだクジを裏返すと逆元になる。あみだクジでは、異なる入口から同じ出口に行くことはない。この代数世界が「群」である。そして図形の対称性は群の源である。対称操作たちの間に「つなぐ」という演算を導入することで群を生み出すことができる。そして複…

実業之友社

カフカ氏は、つつましいサラリーマン兼もの書きだった。 彼の身近にいたマックス・ブロート氏が彼を「世」に送り出したのは事実だが、サラリーマンとしてのカフカはまったく知らなかったであろう。 たぶその意味でカフカ氏は、ブロート氏がカフカ氏を知る以…

セルロースと技術

本書は秀逸である。 それは木材(植物)使用から始まる。「セルロース」が非結晶から結晶化になる過程は、トランジスタ(半導体結晶の育成・スライシング)とレーザー光(穿孔技術)の誕生にヒントを与える。それは同じ大きさでありながら、内部構造を随時変…

実物

実物はもっと凄い。 仕事をしているから生きられるのではなく、仕事があるから生きられるのである。 仕事を世界に呼び寄せているものは凄い。

経済・エネルギーの高齢化

エネルギーも経済も利用可能な状態で供給されなければならない。エネルギーが無ければ経済は活性化しない。つまりそれは表象と交換、いわゆる変換能力を最大限に高め、多様なエネルギーを経済に与えなければならないが、思考が停滞してくると、そのイメージ…

「残そうとするもの」と「残るもの」に現れる過程を考える。 まず「独創性」を抑えることとしての「指示の遵守」が考えられる。そこにあるのは「規範の利用」と「独創性の発揮」である。たとえば「動画の仕事」と「原画」とを比べると、やはり動画の方が、原…

表象と交換の記号論的図像

「フェティシズム」はキリスト教の産物である。それは「額面」で取引される。ゆえに貨幣神のなかに「キリスト教」や「芸術」を「視る」ことは不思議ではない。 貨幣はあらゆる芸術の根源の一つである。物理的存在によらず、観念だけで商いできる可能性はこう…

宇宙の孤児

「放たれた時間」と「同じ時間」で戻って来れなければ、あなたたちは同じものであることはできない。 ノロノロしている間に温度が下がって動けなくなるのである。

個性(感情教育)

競争に勝った先に現れる「個性」。競争の内在的克服。大切なのは受け手にとっての「リアル」。 私たちを消費者から「生産者」へ変える唯一のものは「料理」である。わずかでも生産者に近づくことで、予想外の深い満足を味わえる。生産者の比重をこうして増す…

市場の内部化Ⅱ(イノベーションの位置)

本書の天才的着想は、「産業史」研究から、「イノベーション連環」が作った資本主義論を再構築したことにある。 「市場の機能」が、資本主義の始まりではない。「市場の内部化」を現前化し取り入れたプレーヤーとしての「営利企業」の登場が、「イノベーショ…

幾何学の量子化(量子重力理論)

熱力学でのエントロピーは体積に比例するが、ブラックホールのエントロピーは体積ではなく、表面積に比例している。この考えを拡張して生まれたのが「d+1次元時空の重力理論は、d次元の重力を含まない場の理論と等価である」という発想であり、ここに推…

価格革命

本書は秀逸である。 16世紀、ヨーロッパによる新大陸の征服は、「価格革命」であった。ヨーロッパは寒冷な気候ゆえに、中東・インド・東南アジア・シナなどの農産物(奢偧品などの贅沢品)を生み出すことができなかった。 ゆえに羨望の「コロンブス交換」…

予算の新概念

脳は、「肯定的」な言葉しか理解できない。ゆえに肯定はすべて「過去形」である。それはすべて存在したことで、存在し得ることだからだ。「否定形」では、過去が存在(肯定)できないから未来(過去)が現われない。 「現在」という「時制の逍遥」は、否定で…

危機の「曲がり角」を経る

本を読んでいるのでもなく、書いているのでもない。では何をしているのか、何を始めているのか?その論考は、有名な本書に任せるのがよいと誰もが考えるであろう。 *問いかけにまで達し得ないものを、問いの形に迎え入れようと試みること。この戯れ=賭けは…

コンビニエンス

いくら周囲を評価したからとて、自分の価値がその影響で下がることはない。コンビニエンスストアに四方を近い距離で囲まれていることは、なんと幸せな事であろう。私鉄もJRも近いことは、次に地下鉄までも欲しくならせてしまうのだ。 キーワード:周囲 影…

これからの時代

これからの時代、「右肩上がり」ではないから、幸福感に「成功体験」という階段は必要ないが、リスク管理の時代であることは覚えていく必要がある。問題解決能力がないと自立できず、依存は社会的な負の連鎖となる。 1、中国がアメリカに学生を送り始めたと…

商業精神の動因と永遠平和

観光客から始まる新しい(他者の)哲学に、「距離」のほどよい具合を見る。観光は「原作」から離れた「二次創作物」である。別の読み方を可能にする、ほどよい無責任さを観光客と住人に与える。二次創作物も原作も当事者としてはお互いに責任を負わない。し…

異端(新パラダイム)

本書は今までにない異端を醸し出している。 「重力が重力を消す」ということは、「リーマン幾何学」が先か、「物質が」先かというパラドクスに人を導く。「重力」が先か「曲線」が先かという問題は、何に添って曲がるのかという異端の問いを突き付ける。重力…

再興

運慶氏の造形継承はある意味成功しているが、「様」というようなマニュアルは持っていない。なぜならそれは「再現的」だからである。もし創出の問題に規範を想定するなら、それは神話化に陥る恐れがある。彼もまた時代の流れに則った工房の伝統を引く再興(…

渋谷

僕らは、春から夏にかけてバンドを組んだことがある。渋谷の貸スタジオに集まっては音楽を楽しんだ。もちろんオリジナル曲は持っていない。軽音のコピーである。 演劇も音楽も同じように小屋(スぺ―ス)という箱物(ホール)を必要とするが、客を必要とする…

時間のデザイン力(分針の登場)

本書は秀逸である。 それは「科学」と「技術」の違いと、その相互浸透から生まれる「デザイン」という世界の展開を、上手く説明しているからだ。 17世紀半ばまで、時計職人に「分針」の存在は見えていなかった。離脱装置(エスケープメント)で統制されて…

意図する成果

物自体は不可知であるから、諸現象は物自体たちとわれわれ自身の知覚装置との一種の相互作用の成果である。しかしその「狂い」はあまり理解されない。 「文化の病的現象」を研究すことが必要なのは、それが治療の可能性の出現であるなら、基礎研究の可能性の…

チャンスセンター(セントラルドグマを超えて)

寄生に感染すると、人格や性格にまで影響があるという研究成果は、「人間が長期的に暮らせる環境を維持するため」の今後の参考になる。 もともと「貨幣」そのものは、共生のようでもあり、寄生のようでもある両義的な遺伝子として人類を進化させてきた。しか…

今年の三文字

今年の三文字は「不細工」。 身寄りの無い「おしゃべり」(無差別)は、悪口の漂流である。どこに向かって「細工」されているかがわからないからである。 FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏が中退したハーバード大学の卒業式でのスピーチで彼は、「目的…

最大速度

問いかけで「ネットワーク」が広がること、それが「理」の作り出す「科学の本質」である。つまりネットワークを手に入れれば、いまある「情報伝達の最大速度」を手に入れたことになるからだ。 期待効用たる確率は、時間や三次元を手に入れる手法である。なぜ…