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内容なき「一」

「全体性への尽きせぬ渇き」を持ちながら、なぜ人は「特異する主体」でしかありえないのか? 集合性(全体性)は平民=庶民で括られるから、事それ自体、「物自体」へと合理的に「断片化」しようとするのか?閉鎖系的理解からそれは自動的に導き出されるのか…

クラスター科学・数学基礎論・量子論(最新版)

水分子間の「水素結合」は「クラスター」を形成する。それは絶えず切断・結合を繰り返しており、クラスターの大きさは絶えず変化している。クラスターの状態については定説はない。 水は溶解能力が高く「表面張力」が大きいゆえに、「輸送媒体」であり「毛管…

便利とは「欲を片づけ」てからの話である

「欲の片づけ」には、「不便」が一番である。 ほどよく困らない状態と、便利過ぎない便利の間には、必ず感謝が生まれる。 そしてそれは丁度、こちらの「ありがとう」の言葉が届くあたりにある。 参考 「不便のねうち」 山本ふみこ 著

桜並木の道

直線と錯視と光は似ている。これは春の訪れに来る「ストライプ論」の続きである。 幾何光学では光が「直線」のように進む。波動光学では光が「波」のように進む。光子では光は波のような働きのできる「粒子」によって伝えられる。「有効理論」によれば、あな…

時代の宣告

本書は「戦争劇場」という概念から展開される。太古の昔から、人間は自分の中の非常に恐ろしい感情に対処するために、「集団で行なう儀式」を用いてきた。それは踊り、歌、神話の再現を含む「宗教的儀式」から発達して、近代は市民生活において「演劇」が重…

境界性

「どこかに悪い人間がいて悪事ばかり働いているなら、彼らを隔離して絶滅させればよい。だが善と悪を分ける境界線は、あらゆる人間の心の中にあるのだ。自分の心を隔離して破壊することを望む人間がいるだろうか」 アレクサンドル・ソルジェニーツィン 「人…

オセロ

それは「歴史」を学ぶことでも「起源」を知ることでもない。それは「温故知新」に似ている。遡ることは新しく生まれ変わることだ。 本居宣長氏の「妙理」は、常理の延長、「サクセスフルエイジング」ではない。それは「結果」よりもむしろ「過去の記憶」へと…

無縁ではない物理

歴史レンガの言語はストライプ同様、「段逃げ」という隠喩構造を建築に示唆した。 人物を特定するためには最低150個のドットが必要だ。それより少なくても、顔に見えるような何かを描くことはできるが、それが誰かという情報はあまり伝達できない。 僕が僕で…

「ストライプ」が先か「モアレ」が先か

「等間隔のストライプ」は最も単純な「図地反転」であるが、これは「織物機械技術」と「視覚」の双方に革命を与えた。「級数」の概念はここから飛躍していく。 「テキスタイル」の歴史があらゆる産業技術の歴史の優れた代弁者と言われるのは、それが資本主義…

社説と時間と実在と

時間は実在しない。それは日本になじみ深い観念論だ。 時間には矛盾があるゆえに、ウィトゲンシュタイン氏の「独我論は語りえない」という答えが生まれる。私も時間は実在しないと思っているが、理由はちがうので説明する。 私は下記を自分なりに説明してき…

投影の方法

全ては「露呈=展示」されており、そこに表象はなく、ただ見られるために存在している。この「エクスポジション」には「思い描くはたらき」は存在しない。「共同体」の「表象」は見えてこないのだ。 しかしこれも絵画の定義からすれば当然の実現である。絵画…

大統領の誕生(多数決を超えて)

今回、勝った方も負けた方も、まるで自分たちの大統領ではないかのように感じられたはずだ。 負けると決まっていた?勝つと決まっていた?その「多数決の原理」を不可解に超えて、「予測」を裏切るように今回の大統領は生まれた。 しかしアメリカの「大統領…

ありふれたものの変容(開発経済学の貧困問題)

もはや歴史ではない。 そういう時流かもしれない。民俗学や人類学も史実を提示するだけでナラティヴの創造を強く禁じている。なぜなら世の中は「視覚時代」であり、それはあまりに「多元化」し、歴史的に説明するのは困難であり、見たままであるとしか言いよ…

同時性の意味

理性はなぜ進化の問題になるのか。それは理性の「起源」がその問題を彷彿させるからだ。松沢哲郎氏は「想像するちから」のなかでそのヒントをくれる。 人は容易に絶望する。しかし絶望すると同時に未来を想像する能力も持つ。絶望は誤解からくるが、想像はメ…

話が合う(現前を超えて)

再び「明六社」へと降り立つ。誰もがいまは言葉を信じていないし、嘘をつくと言うが、言葉というものが意味を持たなくなったのでは決してない。 「合議」は「翻訳」に際して行われる「討論」である。この翻訳会議構想は「欧州」のコンプレックスに比して趣旨…

人類学

「謝るとき、人は誰でも主人公。」 「謝罪の神様」は、「人に謝る」ことではなく、「自分に謝る」ことで、はじめて「成長」できることを教える。謝ることは社交や外交ではない。コミュニケーションという人に向けた、外に向けたノンバーバルな表現ではない。…

ノイズ

レオナルド氏はネオプラトニズムの「流出」説に触れ、イエスの人性を、「多産」と「少数の精神的後継者」として、具現化して行く。 昔の生活はすべて静寂にあった。一九世紀となり、「機械の発明」により「ノイズ」は生まれた。新しい機械装置は「テクノロジ…

スキル

ピケティ氏が大声をあげてくれたことで、本書のような声も必ず届くであろう。 スキルはもともと時間給の概念である。スキルばかりの職場では本給は上がらない。スキルをこなす事は仕事を移転・消化することで、仕事を創造することではないからだ。したがって…

仮説の検証

本書の目次だけで人は変われる。 日本では有能な経営者は朝早く起き、新聞数紙に目を通すと言われているが、毎朝自分で新聞くらい書いたり編集(社説)して見たりすれば、「壁」の意味は解る。 短時間で成果が出るものにすぐに飛びつくから、「時間=努力」…

シールド

盾と矛。 壁をぶつければ、それは守りではなく、最大の武器になる。 壁が高速で動けば、それは守るものではなく、撥ね退けるものとなる。 それは風穴を開ける。

相応しさ

自己自身に反照復帰することが、とりもなおざす「捉われからの解放」であり、そしてそれが〈自からをこの他者のうちにおいて絶対的精神として見出す精神〉への移行である。 かくして自分に「ふさわしい実在性」、つまり概念を自分の定在として持っているよう…

大阪と江戸(明治)

発想には系譜がある。 三井高利氏が呉服屋で大成功を収めた商法が後の日本を決める。同じ御用(公金)為替や両替商でも、大阪と江戸を結ぶことはできなかったからだ。 後発組の呉服販売は、呉服の知識のない人から、価格交渉の煩わしさを解消し、店頭販売と…

絆(安定と制御の本質)

本書は二作とも秀逸である。幸運に恵まれた。素晴らしい「史料」がここにはある。しかしそこには「訓練」が必要だ。「科学的人間」に成長するために。 「理想とするヒーロー像を創り出すため、技術者はどのようなシステムを設計するのか?」、「何を機械に任…

期待値・原動力・思考力

「期待値」の発見、それが「確率論」だ。 この「最高のものに対する心からの呼びかけ」は、「社会」を大きく動かし始める「原動力」になる。少なくともベルヌーイ家の人びとやパスカルはそれを知っていた。 「始まり」はいつも期待とはかけ離れている。しか…

非対称性

反左右対称性(極性ランダム)では、「左右の逆転」は問題にならない。 しかし指向的左右非対称性においては、左右が逆転する時、遺伝的変異としての異常が起こる。 この「差」は何か?同じ「差」である。 しかしそれは「ポジティブフィードバック」という「…

経済ポイント

本書はうまくかみ合っている。 メディアと接することで、人は「主体」の信頼が即座に揺るがされるような自己邂逅を必ず起こす。メディアは理解と共に狼狽をもたらすからだ。それは歴史的に、改宗=変換=交換が生まれる場所であったからだ。注意するべきはメ…

半規管

円環の束(相同性)は、位置関係と誤解されるが、「眼球」の形態と「頭部」の形態を直接イメージしなければならない。脈管や分岐や経路は、発生経路を半自律的にたどるからである。そしてこれはゲシュタルト的創発経路でもある。器官たる局所は存在しない。 …

東急池上線

「猫」との間で生まれた対話から擬人化が生まれ、そこから生じた個人的な空想、想像は周囲の共感を呼んで、人びとの間に語られ、あるいは共同幻想となって広まった。猫はあの頃、こうして人を招いた。 時には「おかげまいり」の影が横切る。売るものがなく、…

宇宙年齢では時間が足りない

宇宙年齢では時間が足りないから? ならページをめくろう。 参考 『宇宙はなぜ「暗い」のか?』オルバースのパラドクスと宇宙の姿 津村耕司 著 「デジタルグリッド」 阿部力也 著

男らしさの代名詞とも言えるダンヒルの顔は「女性」だった。 教師から本屋へ。岩波茂雄氏はすでにこの時期、学校教育が形式主義に覆われていることを見抜く。そこから「正札販売」としての「本」選択の自由を説く。 参考 「ダンヒル家の仕事」 メアリー・ダ…

ルール主導(契約)について

「政府」か「自由市場」かという思考方法は、市場メカニズムがつまびらかになることを望まない人々にとっては格好の隠れ蓑として機能してきた。契約という「ルールづくり」は、力を持たない人たちに現実的な選択肢を提供していないからだ。 ドイツ人とユダヤ…

量子アニーリング方式・準安定領域・多孔理論(総論)

量子アニーリング方式について記述しておく。 1.それは経路として考える。計算ではない。 2.超伝導回路が低エネルギーに帰着するのは当然である。 3.熱の揺らぎでは実現できない「量子焼きなまし現象」 ー 準安定領域と多孔理論との相似 ー 参考 「量…

進化の上位概念

人間にとって進化の上位概念はどもまで行っても「自己」である。人は、「何かのため」に進化すると言う存在ではない。もしそうならばそれは「従属概念」である。 本質は、自己が何かのために進化するということではなく、自己が自己自身のために変化するとい…

不可視化とその共謀の未来(科学の波)

「共約可能な経験と共約不可能な体験」は、原理的に「経験」ではなく「体験」としての「遊び」から説明される。フランスのラスコー洞窟絵画の洞窟画家がはたして幾何学を知っていたのだろうか。たぶん知っていたし、知っていなかった。さもなければ無意識に…

億万長者の誕生

世界に億万長者がはじめて生まれたのはいつか? それは億万長者がスポット的に生まれたのではなく、世代的に生まれ来る先駆けをつくる。 そしてどのような背景でそれは世界を牽引したのか? それはエンプレス・オブ・チャイナ号(米中関係)から生まれた。 …

制度づくりとしての物象化

本田哲也氏のフォーカスを見る。 戦略PRとは、商品そのものにフォーカスしたPR活動ではなく、時流のなかでの話題喚起による「空気づくり」の「開発」行為である。 この盛り上がりを商品に落とし込んで行くことは、「未来社会の基盤」となる可能性をはら…

敬意の朝

「生活の質」(客観?)という曖昧なものより、それを受け止める受容体としての人の「知覚」や「感情」がうまく育っているかどうかが重要であると思われる。どんな「環境」においても「前向きな人」がいるように、そういう人が育っているかどうかも、十分「…

タイプ

周囲の遠景を含むように建築は眺められていたが、遠景ではなく建築の一部分のクローズアップが多くなると、それは絵画的効果を追求するよりもむしろ、記録を重視するようになり、版画のような彫り(触手)と複製により近くなっていったのである。 参考 「ゴ…

宇宙意識

人は見たものになり、成りたいものになる。 サイエンス・フィクションの中心はコミュニケーションのあり方である。自分の感じたものが宇宙意識につながり、自分が形成されてゆく。 ゴシップの好きな人間はそういう人間の面相になり、心和むものを見たいもの…

時と感情

つい感情的になってしまうのは、自分ではなく相手を自分の人生の「主人公」にしているからだ。時間を忘れるくらい自分を「主人公」にしてみれば、感情というノイズは消えている。

連続性と計算可能性

「連続体問題」は「集合論」にとって、21世紀への大きな課題である。集合の存在を考えて行くということは、「創造の自由性」にあるからだ。 経済と社会の変化には連続性があるように見えるが、それは集合論的な連続性にしか見えない。社会諸過程の多数性にお…

逆差別のアメリカ

白人の子供が、マイノリティーとなる時期は間近に来ている。やがて絶対マジョリティーの座を失う近未来を迎える白人層の不安と焦燥は、白人のルサンチマンを浮上させ、人種差別と移民に複雑さを増す。人口動態における白人の不安利用は、民族の不安と同じで…

マネーの心理学

「心理学」だけを論じているお人好しではない。 マネーの心理バイアスは巨額を生み、破壊的ですらあるからだ。 参考 「ダーク・マネー」巧妙に洗脳される米国民 ジェイン・メイヤー 著

不作為のプレイヤー達

きわめて重要な出来事について「ジャーナリズムの不作為」を発生させないことは、「報道の自由」において今後重要になる。「国策」による「研究者の不作為」もまた自由な進歩を歪める。 「代表性」のないプレーヤーとしての「官僚制」は一つの歪みである。自…

ディフェンス力とは何か?(普通であるということ)

良い事がなんであるかは難しい。あの哲人カントですら定義できていない。しかし悪いことはほぼ「数値化」(科学)され決まっている。 つまり自分が良い事をしていると言うのは「心理学」であり、思い込みの「ボルテージ」である。良い事は客観的事象ではない…

前提なき前提

協力行動が「利他的的」だけではなく「相利性」を持つのは、ゲーム性に「理性」があるからだ。前提を「疑う」こともできれば、「根拠のない前提」から協働し、「蓄積」を獲得することもできるからだ。そしてその蓄積の「分岐」は、「平等」へと蓄積された「…

新認識論二篇

自分を見捨てない人間は、「選択」を強要されることを嫌う。むしろデフォルトによる自由を取る。選ぶことより選ばないことを選択することで、他者に質問されないことを好む。各主体は柔らかくお互いをしりぞける。つまりこのデフォルト・ルールはビッグデー…

州の独立と対米関係

中国の経済進出により、ラテンアメリカ諸国の経済関係は伝統的な対米一辺倒から多極化し、それが対米自立という新自由主義体制を生んだが、中国経済の減速はそれを「宙づり」にした。カタルー二ャ州の独立運動などにもこの「自立」という体制が通底している…

MC

なぜ今さら「英語教育」に時間を割くのかわからない。日本の歴史における英語の効用は、企業の一分野程度のものでしかない。日本は欧米を取り入れて成長して来たと言うが、日本人は欧米と直面し日本語であらためて深く考えたのである。それが日本のノーベル…

聖地巡礼と凱旋

聖地巡礼については何度か語った。 大河ドラマを巡る巡礼に、役者も巡礼すると言うのは、地元にも役者にも、旅にも異質の相乗効果がある。 参考 フジテレビ おじゃMAP!!「爆発人気!大河ドラマ巡るバス旅」