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時と感情

つい感情的になってしまうのは、自分ではなく相手を自分の人生の「主人公」にしているからだ。時間を忘れるくらい自分を「主人公」にしてみれば、感情というノイズは消えている。

連続性と計算可能性

「連続体問題」は「集合論」にとって、21世紀への大きな課題である。集合の存在を考えて行くということは、「創造の自由性」にあるからだ。 経済と社会の変化には連続性があるように見えるが、それは集合論的な連続性にしか見えない。社会諸過程の多数性にお…

逆差別のアメリカ

白人の子供が、マイノリティーとなる時期は間近に来ている。やがて絶対マジョリティーの座を失う近未来を迎える白人層の不安と焦燥は、白人のルサンチマンを浮上させ、人種差別と移民に複雑さを増す。人口動態における白人の不安利用は、民族の不安と同じで…

マネーの心理学

「心理学」だけを論じているお人好しではない。 マネーの心理バイアスは巨額を生み、破壊的ですらあるからだ。 参考 「ダーク・マネー」巧妙に洗脳される米国民 ジェイン・メイヤー 著

不作為のプレイヤー達

きわめて重要な出来事について「ジャーナリズムの不作為」を発生させないことは、「報道の自由」において今後重要になる。「国策」による「研究者の不作為」もまた自由な進歩を歪める。 「代表性」のないプレーヤーとしての「官僚制」は一つの歪みである。自…

ディフェンス力とは何か?(普通であるということ)

良い事がなんであるかは難しい。あの哲人カントですら定義できていない。しかし悪いことはほぼ「数値化」(科学)され決まっている。 つまり自分が良い事をしていると言うのは「心理学」であり、思い込みの「ボルテージ」である。良い事は客観的事象ではない…

前提なき前提

協力行動が「利他的的」だけではなく「相利性」を持つのは、ゲーム性に「理性」があるからだ。前提を「疑う」こともできれば、「根拠のない前提」から協働し、「蓄積」を獲得することもできるからだ。そしてその蓄積の「分岐」は、「平等」へと蓄積された「…

新認識論二篇

自分を見捨てない人間は、「選択」を強要されることを嫌う。むしろデフォルトによる自由を取る。選ぶことより選ばないことを選択することで、他者に質問されないことを好む。各主体は柔らかくお互いをしりぞける。つまりこのデフォルト・ルールはビッグデー…

州の独立と対米関係

中国の経済進出により、ラテンアメリカ諸国の経済関係は伝統的な対米一辺倒から多極化し、それが対米自立という新自由主義体制を生んだが、中国経済の減速はそれを「宙づり」にした。カタルー二ャ州の独立運動などにもこの「自立」という体制が通底している…

MC

なぜ今さら「英語教育」に時間を割くのかわからない。日本の歴史における英語の効用は、企業の一分野程度のものでしかない。日本は欧米を取り入れて成長して来たと言うが、日本人は欧米と直面し日本語であらためて深く考えたのである。それが日本のノーベル…

聖地巡礼と凱旋

聖地巡礼については何度か語った。 大河ドラマを巡る巡礼に、役者も巡礼すると言うのは、地元にも役者にも、旅にも異質の相乗効果がある。 参考 フジテレビ おじゃMAP!!「爆発人気!大河ドラマ巡るバス旅」

個人主義の時間と和の時間

「早く行きたければ一人で行きなさい。遠くまで行きたければみんなで行きなさい」 ー 道草と寄り道と和の進化論 ー 参考 『縮充する日本』〈参加〉が創り出す人口減少社会の希望 山﨑亮 著

潜勢力

ゲーデルの完全性定理は,集合を排除し、全称・特称の削除により、数理論理学を成功させた。しかし日常論理は規約主義ではないから、「枝分かれ」する。 人の同一性は、心理的連続性と時空的連続性にほかならないが、それが複製に関わる時は、枝分かれする。…

箇条書きに見る現代

ただ感じたままに「箇条書き」にしてみることで何かが見えてくることがある。それは考えようと能動的に感じ始めているからだ。 1 「夫婦と子ども何人」という政府統計の「標準家庭」は激減したがゆえに存在しない。つまり母集団がないゆえに「標準」からサ…

千利休の直観

全ては「水陸両用」だから「小宇宙的」なのだ。「草庵の茶」はその直観である。それは生命ではなく、生命力の強さを宇宙論的に証明する。コケは植物全体からの「展開強さ」を教える。水中移動の「鞭毛」から「毛細管現象」と「維管束」へを説明する。それは…

偶然(謙虚)

モーリス・メルロ=ポンティ氏は松下幸之助氏のように、すべては「偶然」であると考えた。そう考えないと「大多数」に影響するとき、それは危険思想になるからだ。 確かに「穀物の遺伝子組み換え」で大多数の貧困者を救うことができるかもしれないが、それは…

公的と私的

本書は、フーコー氏やデリダ氏を明らかに超えて秀逸である。 フランス語から日本語への落とし込みは、今後より重要になる。日本語でより深く考えることで、これから先が十分期待できる。日本語は文化とともに秀逸な思考概念装置であるからだ。 それは「あり…

見るということ

再び映画へ。見るということへ。 映画館で映画を見る観客のシーンは皆同じ方向を向いている。見るということの等方向性。それは日常にある。しかしそれが映画の中にあると不思議な構成となる。映画の中にまた映画館がある。無限退行に向かうかのように見える…

夕やけだんだん

「私はこの世に生まれた以上何かしなければならなん、といって何をして好いか少しも見当がつかない。・・・・ただ腹の底ではこの先自分はどうなるだろうと思って、人知れず陰鬱な日を送ったのであります。」(私の個人主義) 何が来るかわからない「不安の念…

映画の「瞬間」と「サスペンス」について

小津映画では、予期せぬ出来事が深い驚きの表情を惹起することはほとんどないが、そのあまりの無表情が、かえって驚愕の不在を事件化する。 トーキー映画とサイレント映画の効果の違いが、これを選択させるのである。 参考 「監督 小津安二郎」増補決定版 蓮…

凱旋門(桜)

語り継がれるだけで、それは必ず今年も桜(凱旋門)となる。 参考 日本テレビ 「ドイツが愛した日本人 肥沼信次」

考えられていないものの名義人

「メルロ=ポンティにおける数学の問題」ピエール・カスー=ノゲス著を読む。 数学の両義性は、算術の外部で生ずる変形であると同時に、常に算術によって前提されている変形である。そしてこの「外部化」が「可感的」であり「存在論的」な理由である。 これ…

眼と一般相対性理論

「重力レンズ」は「相対論」を遡及する。 視覚は必ずしも正しくない。それは知識と仮定が非常に多くのものを付加するからだ。ゆえに像に直接関係づけることはできない。しかしそれゆえにその像によって直接制約されない。視覚は頻繁に虚構を生み出すが、その…

魅力

技術ではなく、発想そのものが試されている時代なのだ。

21世紀の技術

川端康成は「捨てない人」であった。日記、ノート、文通した相手も「捨てない人」であればたちどころに往復書簡が出来上がる。彼は「主観の絶対性を信仰すること」で生まれる「新しい喜び」を通じて生きた。 大きな仕事をする人は、すべて、あるいはほとんど…

自己言及のパラドクス(停止問題)

現代、「三権分立」の「位置情報」はどこにあるのか? 「超監視社会」が、「検閲」を仕掛けて来ないという保障は、民生用にすらどこにもない。 ― 「有利と不利」の検証可能性について ー 参考 「超監視社会」 私たちのデータはどこまで見られているのか ブル…

「量子力学」と「超監視社会」の整合性

それは「同時並列処理」から生まれる。どちらが先ということはない。ただ自分から解放されているこの状態には、価値がある。 ここには「写し取る事、鏡映段階、比較」と言う重要な「統合機能」が備わっている。エルンスト・マッハ氏の「思惟の経済」が、時間…

抽象と時間

「マシュマロテスト」から私が見るものは、「時間創造」と「抽象能力という理性の拡張」である。「宇宙論」は、この「時間創造」と「抽象能力」による「理論」の塊で出来た「物理学」である。 そして「欲求充足の先延ばし」を可能にする方法は、気を逸らすこ…

「人工知能」を生み出した「感情論」

ハーバート・A・サイモン氏は、伝統的経済学の合理性に対し強い批判を繰り返した。コンピュータ科学を積極的に活用した彼は、限定合理性という新しい概念を通り越し、人工知能の先駆まで進む。 システム① 自動的に高速で働き、努力は不要だか、感情を伴うシ…

知られざる20世紀

「装飾と価値真空」では、表面が不可視の刻印を受けている。知覚の明証性は否定され、対象が「代理」でしか処理できない。装飾は知を否認するゆえに、ここでは「目の停点」である。そしてそれは自らが装飾であることも否定して見せる。つまり装飾の不在は、…

記憶と時間

記憶は、「時間を逃れる」唯一の方法である。 そこに「自由」が生まれるからだ。 記憶する者が創造に富む理由は、この時間からの開放性にある。 つまり物理的時間の順序と心的時間順序(記憶)が、パラレル(分離)を保つことで、「意識」となるからだ。 そ…

選良と治者の現在(位置情報)

現実の世界では、ベル曲線のカーブは左右どちらかに偏りやすい。 とくに個人の好みが関係すると偏りやすくなる。 ニューヨークのピザ店の評価は、0~10点のなかで5~10点のなかに収まり、かなり好意的なものだ。 一方、主要メディアの世論調査における…

「選良者と治者の比」(収入の満足と仕事の満足の比)

選良者と治者は、マス競争社会がもたらした巧妙な選抜システムのなかで、治者を可能にする社会的条件だけを失って行った。「自分を超えた何ものかが必要な治者」の再生産は、今後いかにして可能なのだろうか。 「最大多数の最大幸福」とは、このマス競争社会…

予備動作と観測者

アニメーションの軸は「比喩」であり、それを表現できる特別な能力がある。なぜならアニメーションは常に「パラレルワールド」に存在するからだ。ゆえに「創造」しなければ「自由」はない。そしてメインアクションは常に、「逆方向」への動きからはじまる。…

影響力(マクロ経済学編)

本書は考える。 1、サイバー技術は核兵器と違い、少ない予算で強力な武器をつくることができる。戦争を始めるハードルが低くなっている。 2、先進国の社会がサイバー技術に過度に依存していること自体が、サイバー攻撃に対しその国の脆弱性を高める結果と…

自己相関モデル(VR)

聴覚系ピッチ知覚の「周波数」分析と「自己相関」分析の二重理論は、「学習」を考慮する。錯覚(フィクション)は偶然起こるのではなく、学習されたことにより「バーチャル」として「実現する」のである。これが「リアル」である。 キーワード:自己共分散 …

自明性とは何か

「主観」を除かれると、「客観」(社会)の世界では生きられない。それが人である。 「自明性の喪失」とは、「現前」する「客観の世界」の喪失ではない。主観性の喪失なのだ。 主観がなければ目の前にある世界が何なのか、まるで我々にはわからない。 つまり…

「先取り」と「先回り」について

フッサール氏もデリダ氏も「発生の問題」からスタートする。 いかにして基盤の「起源性」が「アプリオリ」な綜合でありうるのか?「先行性」とはいかなるものなのか?たぶん「発生」は、「意味」ではない。 現代、発生の「時間性」は、「先取り」なのか、「…

「先回りする意識」の誕生

先験的「知識」があるのか、先験的「意識」があるのか?「先回り」することが有利であることは知られている。しかし無駄な努力をただ時間的に積み重ねても、人に先行しても、勝てないことは知られている。ならば「策」とはどのような意識から発想されるのか…

新リアル循環モデル

占星術は政治学・経済学・金融論・量子論・情報公開論の本質にまで大きな影響を与えたのか。 本書は秀逸である。いま「民主主義」は、新しい「リアル循環モデル」の中にいる。 人間は知識を持つことではなく、先回りすることからはじめた。これが「ルーカス…

経済思想史(選択と集中)

「限界効用理論」は、「古典派経済学」に対して「近代経済学」を創始した。そしてこれは「科学革命」である。なぜならそれは、「労働価値説」に代わる「価値」の根源に対する新しい考え方で、それは「自由と平等」、「多様性の概念」を「近代思想史」として…

価値と成長のアンバランスについて

他者の期待に、いつも、いつまでも、ワンパターンで応えようとすると、それに縛られて、自分の成長である、創りたい作品や自由な好奇心ある行動が、取れなくなる。時には予想していなかった、奇抜な発想の方が、喜ばれることも新鮮だ。 「ある程度知られた人…

強い匿名性(否定・批判)は、実は己を「実名化」したい欲望の現れである。 そしてそこから生まれる「行動」(アクション)が、もし最後の実名化への賭けならば、それは匿名よりも「危険な萌芽」である。

価値の迷宮

マックス・ウェーバー氏(プロテスタント)とヴェルナー・ゾンバルト氏(ブルジョア)を比較すると、人間特有の価値観が見えてくる。それは「排除」を崇高とする価値観である。 そんなものが価値観であるわけがない、と言うかもしれないが、今のところそれが…

「私」と「私たち」の断絶

僕は、そこに立つ人間の内面より、その表層的なシルエットがどんな劇言語を発するか、それによって空間がどう変化するかを知りたいし、それが、僕が舞台上で、何かを表現する事なんだと思います。 『日本・現代・アート~「終わりなき日常」の断絶から』宮沢…

後期クイーン問題

本書は秀逸である。 本格ミステリーは、19世紀欧州の「科学革命」を根拠とする。「謎⇒解決」が絶対解明される。この感動は科学のものだ。しかしこれは時代とともに、ある「縛り」を持たせてしまったと言える。有機的な集合社会における複雑で流動的な難問は…

流体輸送(多次元)

輻射輸送は、光の位相空間での分布関数を扱うため、平行平板(大気)や球対称の問題であれば、3次元の問題として扱うことができるが、本来は6次元の問題であり、多次元性が高い。 多粒子系という観点から、流体と輻射はよく似ているが、粒子の速度が遅い場…

断層

世界に未来があるとすれば、世界の生に対して責任を持つことは大きな負担となるだろうか。この責任の重さは責任の範囲にではなく責任の特殊性に由来する。 ー 損得を数え直す ー だから何がする値打ちのあるものか、持つ値打ちのあるものかを認識するために…

インフレ誘導について

所有と経営の分離が「契約」において存在する場合、現代財産制度がないと、インフレを経営責任において沈静化させることはできない。リースや売却という民営化を進めるためには、企業のガバナンスがなによりも重要になるからだ。 参考 第4版「中国経済入門…

探検(ロシア・フォルマリズムとロシア・アバンギャルド)

ミクロがマクロを調べ始めた時、その大きさは理解された。ミクロはマクロの隅々まで行き渡る。自らを知ってからは、外へ向かう動きと、内に向かう動きは、同時に進行し活発化した。自己認識は発見し創造し始めたのである。前者も後者も「従来」から来たもの…