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グローバル・ジャーナリズム(バラク・オバマ最終演説)

バラク・オバマ氏退任前の最終演説はこうだ。 「自分の住む地域、大学のキャンパス、祈りの場所、あるいは特にソーシャルメディアの書き込みでも、閉鎖的なグループにこもって安心する人が多すぎる。自分と同じような人、同じ政治観の人たちに囲まれ、考えを…

文章力の物理学(外系論)

不規則とは、確率的とは、ひとつの自発性(ポテンシャル)である。データは自発的にその値を選んでいるように見える。それは観測したことの影響が、時間とともに忘れられてゆくことも意味する。観測者の感度(分解能)をノイズであるか、シグナルと見るかは…

無償と中庸(孔子論)

私は、例えばモーツアルトを知ることで、自分を大きく見せようとする時代屋の他力本願足る教養主義とは無縁である。むしろその手のサークルに加わりたくないと言うのが本音である。私はむしろ今まで、自分が凄い、天才だと思える人間をひた隠しにしてきた。…

ハウスキーピングの歴史(家庭論の変遷)

この記述は歴史に残し、正しく拡散される必要がある。 二〇世紀の英国では、「使用人」のほとんどが上流階級ではなく、「中流階級」の家庭で働いていたと言う事実を忘れてはならない。なぜならここから奉公人と主婦の意味が違ってくるからである。 しかも公…

アーティキュレーション(学校間接続)とその未来

時代を担う「期待すべき存在」(立志の青年)から、学校制度の成立と相まって「煩悶青年」(学生青年)が登場する。小・中・高・大まで、経験場の変わらぬ学校間接続は、自己成長(段階)ではなく、自己矛盾に気づかせる「対処すべき存在」へと、人を社会を…

鏡映理論

「出来損ないの家族」は、「外部不経済」(取引費用)という「パロール」を噴出している。 本書はマルクス氏の「物神崇拝の起源」と、フロイト氏の「家族の歪み」、の読み直しのもとに、「鏡映理論」としての「エクリチュール」をヘーゲル氏の「大論理学」の…

視覚と運動と宇宙論の模式

ジェームズ・J・ギブソン氏の「オプティカルフロー」の模式は、同心円と光の関係性を「アフォーダンス」で示す。 眼は直進する場合には、放射状の動きの刺激を受けとり、左側や右側に傾くように回転する場合、回転軸を中心とした同心円上の動き刺激を受けと…

ハードウェアと外部記憶の本質

本書群は、「仕事」で失敗(ミス)しないというよりは、開発や社会化で失敗(勘違い)しないための「記憶術」と考える方が正鵠である。 「メモ」を取るということは、「集中力」という「可能性」を潰す「注意」という散漫化や、能力にかかる負荷(不安)から…

凋落・頽廃・再評価

行きすぎた曲解の結果生まれたものがむしろ広く受け入れられていく。 極端なまでの多様性を許容することができる彼の作品にこそ、普遍的な何かが含まれている。 キーワード:フレンチ・カンカン ムーラン・ルージュ 参考 「オぺレッタの幕開け」オッフェンバ…

相手の持つ蓄積記憶に添う

関係の深まりが応援内容を変えていく。 サービス提供の枠を超えて自由に気持ちが働き、「私ほうが活かされている」という思いにまで至る。 「自由な心から生まれる行為」を制約すると、人としての関係性の深まりを抑え込んでしまうからだ。 「固有名詞の関係…

企業価値の思考回路

すべては「売り買いの対象になること」から始まる、それが価値理論ではなく所有権理論である。しかしモノが最大限に有効活用されるためには、誰かが固定的に占有してムダ使いをさせないように、正当な対価で次々と渡してゆくことが人類の幸せにつながる。 し…

ゲームと遊戯の差異

人形(人物像)は宗教上の儀式のためではない。死者と一緒に埋葬されたのは遊具として持つ「現世」を連れて行くためである。「人形」を使う「ごっこ遊び」は将来の家族を夢見ることと、役割としての将来を劇化する。これは「人類の生活のあり方」に添った「…

「名」を正す中身について

孔子は現実主義者であり、リアル足ろうとした。革命家や理想主義者でないことは「就職願望」にもあらわれている。これは金のためではなく、教育の行き着く先はやはり「就職」であることを示す。 そこから実力発揮の「正名」論が生まれる。孔子の思想の原点に…

視覚の大統一理論

宗教と科学が共に歩んできた証拠を示す。 神にみられていると言う感覚から人類はスタートし、「否定神学」においては「神は見ることができない」、というところに進む。ここから、見られている宇宙を見返す科学論が萌芽する。相対性理解が他者論を確かなもの…

生産性再考

本書は不謹慎な本でも、物議を醸すものでもない。経済学と自然科学の類似性を考えるに最適である。 「そんな研究をして何になる。米一粒でも増やせないではないか?」と最もなことを直ぐに言いだす人間にほとんどモラルはないのが真実だ。それは人類のためと…

人材とは何か?

「あえて不均衡な状態をつくる」 これはチームを不均衡にさらすことではなく、人の成長カーブはすぐに緩くなり、日常に物足りなさを感じるようになるから、個々人が故意に不均衡な状態をつくり、自分に新しいチャレンジを与えるのである。 「相手の逃げ道を…

見学会

セキュリティも必要ですが、見学会も必要です。 ありのままを見ていただくことも表裏一体においては重要です。 インターネットの広報だけでは注目度不十分です。 キーワード:コインの裏表 二つの未来 参考 歌「表裏一体」 ゆず

発想の転換(土台)

土台はそのまま変えられる。 *論理関数の自由度の新しい表現方法(SPFD)の考案 (論理関数の自由度という概念は回路変更に非常に有用) *ハードウェアアルゴリズムを算術的な方程式(整数方程式やガロア体方程式)により形式的に記述できることの発見…

大道

客を集めるとその「大道」には通行人以外に「ヤジ」と「横取り」が現われる。 努力に対しヤジと真似とタダ乗りが横行するのである。 キーワード:課税 コピー パロール

ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャと道化の差異

同じ「中世」でも、ドン・キホーテは「騎士道」であり、道化は「オンブズマン」である。 それは各々、読み手のレベルで解釈される。 参考 「ドン・キホーテ」 セルバンテス 著 「道化の民俗学」 山口昌男 著

なぜ始まるのか?(起源のフィクションに迫る)

憎しみは、己の導いた失敗の一つである。 しかし一晩寝れば忘れられる唯一の失敗である。 翌日はすっきりとした美と崇高に満たされ、心には平和が訪れる。 ここには「継続」がないから始まりも終わりもない。 起点と終点(時間)がない以上、「誰か」は想定…

続々逃走論

社会科学・自然科学・科学技術は、現実をよく知り、現実的であれと言うが、むしろ人は己の生い立ちや現実(リアル)から目を逸らして、わけのわからぬフィクションを構築しているのではないか? まだ知らないことは現実の温かさである。その温かさから逃げ隠…

暮らしの手帖

一緒に長く暮らしてみると暮らしの良さがわかります。 友達関係のように時に正しいことがわからなくなることはありません。 暮らしの心地よさがわかることは大切です。 暮らしはより高いレベルの等価形態だからです。

価値形態論再考

価値形態の等式は左右対称ではない。この相対的価値形態は「承認欲求」を含んだ社会心理学なので、明確には見えないが非対称である。 「私」は一人では自分が何者なのか、自分の価値を確信できない。他者に承認されて初めて自分の価値を知る。それが他者と自…

考え方

数学や物理学の天才とノーベル賞受賞者の違いはたぶん考え方の違いだ。 1、局所性質原理(分けたいけど分けきれない場合、対象となる「モノ・コト」の一部分を偏らせることで解決する) 2、非対称性原理(特性や濃度に偏りをつけることが難しい場合には、…

女性の登場(シェイクスピアの現代性)

本書は秀逸である。 イギリス演劇が「パトロン」を得てかつ、公衆劇場や巡業の「商売化」が許されたのは、宮廷での上演なための「リハーサル」という名目が立てられたからである。「文盲の時代」と「高等教育改革」は当時、新奇過ぎて職口のない才能を取り込…

解離

フォークロアの本質を知っている者はそれを危惧する。戦時下も占領下も政治と民俗学は国策科学として成立するからだ。 本来民俗学は「公民の民俗学」・「経世済民の学」であった。しかしそれを掘り起こしにおいて失敗した場合、「狩猟伝承論」の「異常心理」…

存在優位の原則

道徳に対する「存在」の優位は原則である。 「当為」は存在に「内在」しているからだ。 生活の形式に組み込まれた倫理的命令はすでに「所与」(生命)として存在している。 それは我々にとっては、いわばア・プリオリである。 ここにおいては、もはや正当化…

映像とレーダー(同時発生の宇宙)

目(眼)がレーダーであると思われていた時代があった。 電波のようなものを対象物に向けて発射し、その反射波を測定することにより、対象物までの距離や方向を測る装置と解されていた時代である。 しかしその解釈はあながち間違いとは言えない。なぜならK…

公と民(コミュニケーションの正しいあり方)

いままで揺るがない「真実?」と思われていた事に揺さぶりをかけ、その「本当」を引き出し、「本質」がどこにあったのかを示すことが「公」(公にする)である。しかしそのあとは「民」の判断にゆだねる。そうすることにより、再び「考えられた」より良い社…

史的唯物論再考

それは「実効支配」ではなく、単なる「意識」(願望)の叙述である場合が多い。 確かににエクリチュールの歴史によるものだが、それはエクリチュールゆえに脱中心化している。それゆえ学説に対しては、「唯物史観」よりも「イデオロギー分析」の方が有効であ…

政治家vs経営者

はじめての大舞台は、荷が重かろう。 しかし稽古不足を幕は待たない。 現実はシミュレーションできないことを知っておく必要がある。

声を上げる

「集会条例」から憲法草案の起草運動にかけて、自由民権運動は明治専制政府と闘う。勝てはしなかったが、展開し得た。闘ってかつ次の闘いに受け継がれたからである。「運動主体の形成」はこうして今も民主主義運動として継承されている。 世界文学とは帝国に…

生活空間の復権

「無意識」に移るということこそ、ブレークスルーである。危機に対し人は、時間認識も空間認識も再構成するからだ。従来からの進化は、いつも無意識に突然来る。 大きな組織の信用から、目の前にある個人の生活の積み上げにより、素朴な信頼が生まれるアダム…

無意識と安全追及

「機械は飛ばない」と言われ続け、ついに機械が空を飛んだ「あの日」を忘れない。「ロボットが運転することなどあり得ない」と言われたが、それがまず「自動運転」から始まるとはだれも想像もしていなかった。 こうして実用は想像以上に未来を変えて行く。「…

執行役員に「労働法の保護」はあるのか?

執行役員に「経営者としての自覚」を求めるというが、これが単に主観的な「やる気」にすぎないのであれば、従業員への精神論や士気の高揚でも足りるかのような誤解を与えてしまうことになりかねない。 もちろん「やる気」も大切だが、ここで「経営者の自覚」…

文芸

人情本・滑稽本という「中本」では、「人間の弱さの肯定」を実践可能にするために、「業の肯定」(思うがままに生きればいい)を主人公に設定する。 「彼女を語るとき、ひとは・・・・・」 なぜコンスタンツェは否定的なまなざしで受け止められてきたのか?…

主観主義的パラダイム

歴史学は、「時間」概念をとらえることから始まる。しかしそれは当然のことではない。 時間が社会的紐帯として歴史的統一体が生み出された時、社会学と長期的持続可能性が、分析の余地(定量化)をはじめて保障する程度のものだからだ。 これは「再現可能性…

新・二足の草鞋(労働と社会性)

クロード・レヴィ=ストロース氏は、日本を訪れ、日本文化を高く評価する。西欧社会における「労働」は神が与えた人間への罰(神との契約?)である(ユダヤ=キリスト教的な伝統)。そしてそれは売買可能なものであり、市場の機能を通し均質化されるものと…

ダニング=クルーガー効果

コミュニケーションが難しい理由は今にある。 創造力のある話題が、会話でつくれないからだ。 1、世界が抱える問題は、愚か者が自信に満ちあふれていて、賢い者が疑念を抱えていることだ。(バートランド・ラッセル) 2、人の興味は、その心を堕落させるよ…

「信頼区間」の生い立ち

統計的有意性検定には「同語反復」的な理論が関わりうる。 実験計画がp値を「超能力者」にする。二つの実験で、計画が異なれば、同一のデータなのに異なったp値を生み出すことがある。観測されなかったデータが異なるためだ。p値は証拠の重みを評価するた…

ファウスト的な契約

現代の資本主義の仕組みにおける多くの不公平のなかで、税金による救済が確実に最も痛みを伴う不公平の一つである。 国の収入を国の目的に紐付ける昔ながらの仕事(税制)と呼んだものを、銀行が複雑にしたからだ。 参考 「金融危機はまた起こる」歴史に学ぶ…

ある物語

たしかに冒険者に卒業式などあり得ない。 箱根星の王子さまミュージアムを訪れた日本人と外国の友人は館内を観た後たぶん、レストランを訪れたのであろう。二人は客席のある方向を見つめ、顔を見合わせて「ここにいたんだ」という笑みを浮かた。そして心地よ…

爽と汚

「安心安全」は人間の持つイメージそのまままだ。 爽快感のある人間と淀んだしつこさのある人間の違いだ。 一期一会という真摯な構えは無責任ではない。 「明日は別物」という爽快感が希望と期待のスムーズな流れをつくる。 今日の延長線上にあると思い込む…

日本人は何を見て来たのか

日本の視覚を言語とモノの布置として学ぶ。 日本を知る才能は直接創造力である。 そこには長い具体性の歴史がある。 すぐに真似ようとしても抽象性の迷路に陥る。 参考 TBSテレビ「プレバト!!」

大英博物館とルーヴル美術館の差異(リーディング・ルーム)

大英博物館のリーデイング・ルームは、展示・所蔵という物が語る「物語」と隣接していた。日本思想が日本語という物の配置の世界にあったように。 わたしたちはここから産業革命という観念論と唯物論の微妙なズレがはじまることに今さら気づかされるのである…

具体性の無い「金融イデオロギー」時代

アメリカン・ドリームは、イデオロギーではない。それは実利的で具体的な規制・介入というリードから成り立つからだ。 しかし金融セクターが解放されたとき、人びとが規制撤廃を望んだ時、何をつかもうとしているのか誰も具体的なイメージを示さないまま、そ…

ブロックチェーン(視点)

本書は名著である。 数々の逆説を提示する視点、それがブロックチェーンの技術思想である。 「セキュリティ」の偉大さが、すべての上位にあると知られるためにはかなりの時間が必要であった。以前から知られていたことが、「ビットコイン」と「フィンテック…

中庸(触れうるものとしての表面)

時間が時間であるためにかける時間のような時間は、いつも時間より遅れているか、時間よりも先になってしまっているような時間である。これは当然のことながらしくじる。フランツ・カフカ氏の語っているメシアのようなものだ。このメシアは救済すべきものが…

経路積分の生い立ち

今さら経路積分を知り、利用することに対した意味はない。それほど時は過ぎた。次にやらねばならないのは、その行間を丁寧に読み、生い立ちをさぐることで、新しいヒントが得られる。「あらすじ」からすべてがスタートしたように。それは多様な展開をはらん…