水のアイデア(蒸気と復水器)

誰でも知る「系譜学」には独創性がある。 水役人ホイヘンス氏は、庭園散水や噴水のため、揚水のアイデアから、「内燃機関」(エンジン)の計画図を生み出す。 揚水のアイデアでも、アルキメディアン・スクリューは、「外燃機関」の計画図を生み出す。 キーワ…

嘘発見器(歴史と科学)

「現在の基準」こそ科学であるなら、「嘘発見器」は歴史のいろいろを教えてくれるはずだ。しかし先ず、無意識の「認知バイアス」は、嘘発見器には決して現れない。周知の「歴史」にも疑問を持たないから、それが嘘でも事実はもう分からない。 自分は自分をど…

一面

一滴が海の中に落ちると海の中に消えてしまうのと同じように、すべては一つになり、自分自身であることをやめる。光と闇の合一の場が「闇」であるということも、肯定と否定、有と無との対立の合一が、無(闇)の立場において成り立っているからである。 世界…

リングイストと抽象度

「対話」の場で頼りになるのは「イメージ」の力である。ゆえにそれは翻訳や通訳ではなく、イラストが力強く対話(言語)をガイドする。 そのためには言語にはない「抽象度」を逆に上げなければならない。自分の中の「心地よさ」の感覚とイラストがきちんとつ…

情熱大陸のデザイン

熱力学的流動は大陸を横断する。 秩序から無秩序に陥る途中での救済、それがデザインである。ほどよく居心地の良いものを再構築するのである。 遊牧社会が統合の役割を織りなした「国際社会」もその一例である。 その意味で、周知のような「救われている確信…

BATNA

明確な1対1の関係においては遺伝学上、子の代に結果はでない。出るのは孫の代であると言われている。 つまりここに現れるランダムは、実は先を見通しているのである。 参考 「海の生き物はなぜ多様な性を示すのか」 山口幸 著

物理的実在「仮説」から数学的宇宙論へ

人の脳は、身体的に表現可能な姿勢と、物理上可能だが身体表現では不可能な姿勢を確実に見分けることができる。そうでなければ、予測の上で次の身体行動にすぐさま移ることはできない。ゆえに人はリハビリテーション医学を基礎とすることができる。 数学的宇…

自動記述の前後

映画は、見る者に映像を自動的に与える。それは上手くすると「思考を盗む」(判断停止させる)ことで、その次に来るのは、この当たり前の「正解」が、この同じ自動記述によって、新しい思考の端緒となる。 -「世界への信」を再開させるためにー 参考 「映画…

完結性(財政)

最近、大学生を中心に奨学金を利用する学生が増え、その返済の負担が大きいことが注目を集めている。 親の年収の伸びが限られる中、アルバイトと利子付きの奨学金を受け、大きな負担を背負いながら社会人生活のスタートをきる新入社員が少なくないことがうか…

Jアラート(注意喚起)

いつの時代にも本当に悲しむのは「親」だけである。 不幸に対して親はわが子の身代わりになりたいと思う。 そしてこの「子のために」という強さは、本能として子にも一貫して引き継がれている。 だから無意識に他人を助けようとする。 しかし自分も子の親に…

抒情

特異な無限へと導く詩の存在。 若き見者よ、次に語るのは貴方だ。 「ポエジーは意識の最高としての段階である」と、アンドレ・ブルトン氏は言った。 創造にも創造後にもそこにはポエジーがある。 成長や発達の機会は、教育のはたらきを支えることができる。 …

楕円曲線論を抽象する

本書は秀逸である。抽象に成功しているからだ。磁石の循環は考察される理想図である。 *ウロボロス型の配置を安定させる「ループ」構造の発現は、バケツの穴が開いていることを意味したリレーである。 *「ワインボトルの底」の比喩は、二つの方位磁石を並…

平和の記号論(チャリティー)

公共サインは、社会インフラであり、「移動の自由」を保障する。だから、注意喚起もほどほどにして、「視覚汚染」をしてはいけない。なぜならそれも「絵」ではなく、「多言語」だからだ。 「痛み」を生きていたのか(救済に値したのか)、演じていたのか(救…

歴史認識の問題

幕末・維新は、日本人がはじめて直面した国籍問題のように見える。 血統主義か、生地主義かに揺れ動き、元祖日本人の問題がどこまでも遡及されたからだ。そしてここには「植民なき植民地」の国体がすでに現われていた。 吉田松陰氏は、このどちらかに決めな…

完全性

情緒の抑制が解決策を見出すことを、エッダとサガはその時代制約から教える。それが発展して語り継がれてきたものである。 子どもの教育と称し、自由を奪い、囚われの命となった状態に、次の未知を与える神秘は、技芸という科学技術的才能の「展示」ではない…

「完備」の超越

スピンホールの考えは、微積分にはじまり量子コンピュータへとつながる。そして公理的集合論と完備の問題は、今後超越の可能性を持つ。 接平面は座標を持ち込むことに成功した。デカルト氏からライプニッツ氏への記号化である。しかしそこに現れた定義は、集…

論争に焦点を当てる方法

歴史・時代は進化するか? 安定と連続性に及ぼす影響を消去する機能も社会は有する。 循環的な世界が、モノや行動に曖昧な記号化を施すのはその時だ。新たな素材も現存する諸様相と組み合わさることで、その異質化を解消してしまうからだ。 例えば、もともと…

仮想対話の時代

「比較器」説を感覚化する。 「国境を越えられない正義」の問題性は、その「相対性」にではなく、「差別性」に存するからである。なぜなら「国境を越える正義」を振りかざすことは、正義を裏切る「覇権」だからだ。 無政府主義よりも小さい「諸国家のムラ」…

成果物

物理世界と感覚世界はまるで違う世界であるから、物理世界をコピーしても感覚世界にはならない。絶対的な物理量は決してわからないし届かないから、「比較器」は我々に感覚を生む。それに添えば、絶対性よりも可塑性優位になるからこそ、「数学や物理学」(…

配索空間論

1、固有の原因というより、相互作用に関係する原因が多いと考えられる理由は、その歴史性による。 2、固定されたものに対し、線材、管材などの「ブラブラもの」は、布置が工夫される分、かなりタイトに収納されている。 3、グルコース⇒セルロース⇒ニトロ…

「脱平均」のクロス分析

1.5%の世帯が資産全体の17%を保有している現在(当時)、大量生産品(平均)を製造する大企業よりも、むしろ、優れた個性的な商品をつくる中小企業にとっては大きなチャンスとなる。新しい産業組織論は、格差を変える新しい消費スタイルを内に秘めている。…

節目とプロ

「発表」することの起源は、「祭り」である。 「集団全体」が「主体」となり、自らの「集団生活」を「客体」としてかえりみて、「祝福」することである。 こうして「発表会」は、「節目」としての「おさらい会」を常とするが、これが「プロ」への登竜門であ…

結び目

「水」代謝は、規定された「指示」ではなく、「目印」としての豊かな「記号」である。 「伝統」もまた「継承」(物象化)するものではなく、自由に対象化(記号化)するものである。「アート」と「科学」のこれからは、人と景観にも生きる。 「伸びしろ」が…

生物時間

「酸素」を必要としない可能性も十分にあり得た。しかし「消化」によるエネルギー生成を「血液循環」として選んだ。酸素を消費する種を宿すことは、不利にはならず、消化した食物からより多くのエネルギーを生成できたからだ。 当初ウイリアム・ハーベー氏は…

バーチャルエスノグラフィー

定着者とのコミュニケーションは取れないが、仮想空間では自己と対話できる特殊能力は、定住者の発想を超えるものがある。(構造人類学) ここには日常を「現象学的還元」できる生活世界がある。(フッサール氏・ハイデガー氏) 過剰な情報を過剰なまま取り…

リスク回避からデザインへ

隈研吾氏は「負ける建築」という概念を打ち立てる。どこかノスタルジックな空間創造は、都市においては、直接テーマパークの考えにつながるからだ。 水戸岡鋭治氏は、デザインにおける「質感」を大切にする。良質な素材の触感は、直接肌で触れる情操教育(創…

空洞化

推理というのは、事実というよりも可能性であり、事件が解決したと思うのは間違いだ。探偵自身も事件の構造と同じで、「空洞化」した「入れ子構造」で通底している。だからこそ、それは常に「再考させる装置」である。こうして戦後人々は、「自己言及の対象…

再現性の科学(生活世界と生物時計)

法医昆虫学等は、従来の動物行動学(ローレンツ・ティンバーゲン)を超えて、さらに「犬」等の「能力利用」を超えて、「生物時計」としての犯行現場・事故現場を「再現」して行くであろう。 キーワード:自然観察 生活世界 再現性の科学 参考 「科学捜査ケー…

アクセス開放型秩序(属人性と物神性)

本書は人格(気まぐれ・私人)と制度(秩序・公)を巧みに比較する。 まず自然国家は、私人としてのエリート間支配調整(時々の気まぐれ)により「暴力支配を防ぐ」という「上部構造」を持った。そこでは暴力が実際に使用されれば、「特権の価値」が減じられ…

経験世界(甦る現象学的モデル)

非対称性は、非線形的利益をもたらす。リスク回避より不純物混入効果が、現代の量子力学である。しかし「鳥に飛び方を教える」ような厳密な「数式」学習は不要である。そんなことを知る前に鳥は一歩を踏み出しているからだ。直観による意志と経験の試行錯誤…