2017-02-05から1日間の記事一覧

映画の「瞬間」と「サスペンス」について

小津映画では、予期せぬ出来事が深い驚きの表情を惹起することはほとんどないが、そのあまりの無表情が、かえって驚愕の不在を事件化する。 トーキー映画とサイレント映画の効果の違いが、これを選択させるのである。 参考 「監督 小津安二郎」増補決定版 蓮…

凱旋門(桜)

語り継がれるだけで、それは必ず今年も桜(凱旋門)となる。 参考 日本テレビ 「ドイツが愛した日本人 肥沼信次」

考えられていないものの名義人

「メルロ=ポンティにおける数学の問題」ピエール・カスー=ノゲス著を読む。 数学の両義性は、算術の外部で生ずる変形であると同時に、常に算術によって前提されている変形である。そしてこの「外部化」が「可感的」であり「存在論的」な理由である。 これ…

眼と一般相対性理論

「重力レンズ」は「相対論」を遡及する。 視覚は必ずしも正しくない。それは知識と仮定が非常に多くのものを付加するからだ。ゆえに像に直接関係づけることはできない。しかしそれゆえにその像によって直接制約されない。視覚は頻繁に虚構を生み出すが、その…

魅力

技術ではなく、発想そのものが試されている時代なのだ。