仕事以上に利益存在

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 By Sarah Krouse 2019 年 7 月 22 日 07:10 JST 更新 記事 あなたを監視する職場、進化するテクノロジー シェアしたほうがいい記事

保険論と技術論の相補性(協働論)

本書は秀逸である。 サイコロ投げのイメージは、運動の法則と同じように「決定論的」であるが、人間が投げるとそれは「ランダム」になる。自然が投げればサイコロは必ず決定論(トートロジー)となる。 何も変わらない。 しかし人は自然ほど正確に投げること…

全力

何をつくるかが大切な時代から、どう変えるかが課題の時代に移りつつある。 自然は手を抜かない。全力で子孫を残そうと生きる。その全力投球から生まれる剰余が他の命をも助ける、つながる。徳は無意識に気前が良い。全力投球がそれだからだ。 合理化などの…

無駄苦労の本質

日常の凡庸なことは、どうでもいいくらいネガティブにもポジティブにも解釈できる。ならばポジティブに解釈した方が自分のためだ。そのほうが、才能を開花させるかもしれない。 しかし凡庸なことに美麗字句をならべ我欲や悪意を隠し、さもポジティブな考えで…

情報ベースと世界ベース

一ノ瀬正樹氏が言うように、本書は驚くべき書物である。秀逸である。 基礎的な自然法則は確率を含んでいない。しかし人は確率を使う。なぜなら、不公平なシナリオであっても、賭け金の分割問題を簡単に解決できるからだ。 情報ベースの意味での確率を割り当…

粘性の起源

接線応力発生の一つの可能性は、弾性体で見た自分自身の安定点に戻ろうとする分子間の復元力である。しかし、安定点の存在しない流体では、このような復元力は期待できない。境界面での運動量が必ず交換されるところ(遅いほうが速く、速いほうが遅くなる逆…

直交座標と分散分析の歴史(解析学)

本書は「誤差を測ること」が、実験回数と分散分析になぜ寄与するかを秀逸に説く。 そしてそれはハードウェア的にではなく、測定計画や得られた測定値の処理の工夫により、ソフトウェア的に誤差の影響を減らすことができる。 つまり個々の誤差は、未知のまま…

EMCと生態学

表面積と体積の比は、環境との接触面によるメリットとデメリットを表した。それは、代謝活性(恒常性)と栄養分摂取の両立と老廃物の処理方法である。 そして線状化(表面積化)は伝送路でもあるが、ノイズを効率よく放射し、受信するアンテナともなる。情報…

訓練士(ソフトウェア)

起こりうることはすべて予知能力の範囲である。 なぜならカードに帰されたものは、人間が短い一生の中でまず間違いなく出会う十いくつかの偶然に帰するからである。人間が陥る数限りない状況を包み込むことができるのは、限定された総体だけであるからだ。 …

進歩主義的根拠(自由な組み合わせと解放感)

7つの神話とは下記である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー *事実学習は理解を妨げる *教師主導の授業により生徒は受け身になる *21世紀はすべてを根本的に変えてしまう *調べようと思えばいつでも調べられる *転移可能なス…

ニュートン力学とミンコフスキー空間(見えるものとの運動対話)

見えているものだけがすべてではない。 ニュートン氏は非常におもしろい視点で進めている。それが下記の章である。 (第Ⅴ章) いずれの焦点も与えられていないときに、どのようにして軌道を見出だしたらよいか。 (第ⅩⅣ章) ある極めて大きな物体の各部分へ…

キャッシュレス化と税制控除

本書は秀逸である。 もし人物評価をし合う手段として、1つから5つの「☆」をお互いにスマホで送りあうとしたら、例えば仕事で誰かが手柄を上げると、周囲のみんなが5つ「☆」を送るとしよう。やがてそれは「セレブ」から「☆」を送られれば、総合評価がより…

量子コンピュータ・超伝導・超流動・量子暗号(不確定性原理)

本書は秀逸である。関係論における論理的整合性を持つ。 粒子に背番号はない。同じ種類の粒子に背番号はない。 ゆえに粒子の交換、位置の入れ替えは、「量子暗号・量子コンピュータ・量子テレポーテーション」をささえる「不確定性原理」とすべて同じである…

レーション(その派生)

本書もまた歴史である。 軍が出資する食品研究は、レーションの研究開発の仕組みであり、これは食料供給システムの中核である。 その意味で、第二次世界大戦からのネイティック研究所が、食品に与えた影響は大きい。 高分子科学(食品接触材料)は、レーショ…

消すか、消されるか(無限小の危機)

無限からは何かを取り出している。それは減ることがなく、むしろ絶えず余る。 ここに持続可能性と余剰次元の概念が生まれる。 永久に続くということは、規則性を与えることと同じである。規則の繰り返しには存在価値があるからだ。 無限はそれゆえ物理学でも…

境界と侵犯(借景のある舞台)

私たちが賞賛しているのは廃墟である。すべては場所の消滅によって可能になるからだ。 場所が消えることで、多義的な効果と新たな曖昧さが生まれ、互に矛盾する無数の解釈が生み出され、場所それ自体について語れる者が、誰もいなくなるからだ。 この説明不…

半円アーチと部分円アーチ

まず「ずらす」(スライド)させるという「持ち送りアーチ」の仕組みが生まれる。 それは円弧環アーチの基礎概念である。 地中に半円アーチが埋め込まれとじられた完全な円形アーチ環となっている構造は、やがて部分円アーチや扁平アーチを生んでいくヒント…

賛否と勢力

本書は秀逸である。 世論調査の数字に対しては、賛否と勢力という二つの視点を持つことができる、と本書は説明する。 賛否で見るということは、多数派の意見がどこにあるのかを評価すること。 それに対し「勢力」という視点は、その事柄で有権者が動いたとき…

物質的必然性

観念論も唯物論も、どちらも理想を、道徳や美・政治や経済に置く。 しかし観念論は、意志決定論を神の摂理からはじまり、偶然、天才により説明する。だから唯物論は、それを物質的必然性にもとづけて説明し直す。 この必然性を物質的基礎に置かず、天才とか…

アルゴリズムと利得行列

「定義」そのものが理解の深さである。必ずしもみな同じではなく、ここには微妙な個人差がある。それが「切り口」を生む。 1、戦略型ゲームとは「同時ゲーム」、完全情報展開形ゲームとは「交互ゲーム」である。同時ゲームと交互ゲームの合成されたゲームが…

さまざまなバイアスと自己免疫疾患の関係について

本書は示唆に富んでいる。秀逸である。 脳が、社会バイアスと個人バイアスの間にあるとすれば、認知症にもまた、催眠療法は有効である。自己モニタリングの低下が認知症と同じであるなら、催眠療法は、外部から人為的にオンとオフを切り替えられるから、コン…

形相の幅

関数の概念は、中世の「形相の幅」で触れらていたが、オイラーの「無限解析入門」を機に、「関数」の概念は「解析学」の基礎概念となった。 そして「類似性の効用」は、既存の問題を解くことより、むしろ新しい問題を提起した。 つまり数学の発展を評価する…

止揚と超越

制度科学の成長期には「旧世界」を革新する批判精神がそこに漲っていたから、それが内部の健全性を保っていたが、それも巨大な成熟業界となって久しくなり、開かれた精神で自分自身を見つめ直す作業は弱まった。 科学が人間の営みのなかで何をしているのかと…

主と隷(止揚)

本書は秀逸である。 犬は憂鬱になったり発狂したりしない。人間と犬の関係は、主と隷の関係のようだが、犬は穏和になったと言う印象を与える。 彼らは人間との関係において、自分たちの運命から、ある種の無関心、ある形式の喜びを会得したのだ。彼らはあら…

正味エネルギー

正味エネルギーとは、人類の大移動をも保障する大きさのものであるゆえに、エネルギーは流動し、偏在する。 物理学をベースに形成されたエネルギーの概念は、生態系や人間社会に拡張されて、またその概念は経済学に導入され、やがてそれは「エネルギーの質」…

入出力の論理レベル(エンハンスメント)

干渉縞には、物体の明るさに関する情報(振幅)と共にどの方向から光がやってきたかという情報(位相)が含まれている。3次元の画像を再現するためにはこの位相と言う情報が必要である。その情報は、「方向がわかっている基準としての物差しとなる光」を導…

「手仕事の国」日本

手作りは女性の手仕事が始まりであったが、抑圧された帝国の周縁では、その技術は男性知識人が主導する制度化によってその製造は奪われ、ジェンダーにより創造の主体とアイデンティティを奪われる。 いまその手仕事のノスタルジーは、日本の器用仕事に再び美…

ILOと平和条約の精神

「兵士はどこへ行った」のか。なにをしに、どこへ。戦後それは軍用墓地研究と慰霊・追悼研究により明らかになる。その存在と扱いが戦前の国民国家を体現していたからだ。 戦争の原因となる不正と貧困状態を改善するために、労働問題の改善を目指して国際労働…

メタボリズムとアーキグラム

アーキグラムの提案は、よく言えばシニカルでクリティカルな側面を有してはいたが、ほとんど現実味を帯びていなかった。しかしそれに対して、メタボリズムは悪く言えば、技術のもつ負の側面に無関心であったともいえるが、現実的な可能性を真摯に探して実際…

身体保護と消費者(新労働法)

公共財の私有化により突如として富を集めた新たな寡頭制は、国民連帯システムへの出資を免れるために、市場の自由化を利用している。 労働に見出されるのが富の原因ではなく「効果」であるというのは、仰天すべきことである。そして諸価値を天界から追われた…