視覚と言葉

視空間能力は最後まで知能を保持する。音読より黙読は運動能力の影響を受けないからだ。しかし最後にはその視面積(中心視から周辺視への拡張)に対し、運動能力の影響を受ける。それが単語(短)と文(長)の関係(文脈)である。 参考 「ことばのエイジン…

負の質量

「平面上」に描かれた「余白」を持つものに「重力」はない。それは「方向」が無い、浮いている状態に見える。それゆえ「進行方向を曲げる」とは、「余白」を与えることを意味する。 「ブラックホール」に吸い込まれる粒子は、実効的に「負の質量」とエネルギ…

テイスティング

のぼり棒や木登りのように、人はどこまでも登れるが、そこから降りられるかどうかを知る位置の「確認と認識」が「必要かつ重要」だ。 自分が飛べる距離、飛び降りられる高さ等は、試行錯誤のテイスティングと同じだ。 味見をしないで最後まで行く人間の料理…

「丸山眞男」の「世界」

日本の思想史は曖昧で定義しづらい。そこには古来特定のイデオロギーが無いからである。 丸山氏の講義の中で間奏曲のように存在する「キリシタン論」は、「開国」において受容と伝統の共存という「逆説」の媒介となる。明治維新は、社会凝縮性と同時に危機に…

進化経済学の生態史(日本編)

地方ではすでに淘汰は完了し、そこに住む人々は、都市のサラリマン(流民)より収入がある。地方は、愛着があるからではなく、そこに住めるから住むのである。そして現代日本の有権者はそういう布置にある。 たとえば炭鉱の歴史を見ると、中央財閥系炭鉱であ…

メンタルの強さ

メンタルの強さは、人間関係に強いことを意味しない。 プレッシャーなどという人間臭いものに対する、矛盾したものを悩みとしない。 なぜなら反社会的行為も社会における人間関係を巧みに想定しているからだ。 メンタルの強さは、利権的人間関係に巻き込まれ…

民主主義と共依存

民主主義は巨大なインフルエンサーである。誰もが他者から来るものに大きな影響を受ける厄介な性質がある。ゆえに不平等を否定するより、なるべく今明らかにされている不平等から遠いものを選ぶのが賢明であるチャンスを与える。 共依存の回復論に内在する倫…

「他」があるという発見と救済の開示

「翻訳が主体という言葉の存在を規定してると言う事態」に直面することは、ヘーゲル精神現象学の「主」と「奴」の弁証法に突き合わされることである。 それは、秘密への開示(発見)と救済を軸とした言語遍歴の始まりである。 キーワード:多孔性 物性 参考 …

言語矛盾から統計学実装へ

治国済世の統計学は、政策科学の基礎である。幕藩体制(各藩)から近代的立憲国家(国政)へ向かう明治維新には、根拠となる数字にもとづいた政策の必要を見た。そして高度成長期には富国たる中身の価値目標に使われた。さらにグローバル化では豊かな国と貧…

生態の実践性

環境に還るということは、すなわち土着である。 参考 「地球の洞察」 J・ベアード・キャリコット 著

アングラ経済の社会学

「成りたい自分」(成人)になるよりも、「成りたい人物」のように振る舞うことの方が「成れる」近道で、やさしいことは事実だ。そしてその「見本」とは「アメリカン・ドリーム」だ。 アメリカ・ニューヨークでは、「恵まれた立場の人」というのは、やってい…

未来を想像する

透明人間が視覚で見せてもらえれば、それは本物である。 鉄橋が念力ではなく、絶対零度で浮き上がれば、近い将来にはあり得るものとして視覚化されたことになる。 今の科学の中にはすべてがある。それは基底となる共通性を持つ。 参考 「本多猪四郎 無冠の巨…

リセット

リセットのためには、ベイシックインカムが必要だ。部分のテコ入れが良い循環を促すと言うバイアスは、有権者の票狙いから生まれたポピュリスムと差別化に過ぎない。 高度に成長したアーサー・C・クラーク氏の「地球幼年期の終わり」は、多世界解釈を必要と…

物理と生物(知覚可能性)

少なくとも生物の中におかれれば、知性が生まれ、成長という概念も育まれるが、たまたま物理の中におかれても、イイ運動(力学フィールド)にはなるが、それは「知覚」の対象には決してならない。

シンクタンクとインテリジェンス

本書はキーワードに満ちている。 「自分たちはいかに雇用を創り出しているか」と兵器メーカーが自慢し始めたら、国民は財布のひもを引き締めたほうが良い。 「軍産議会複合体」とは、ロビー活動の焦点を「雇用」の創出に置く現代を言う。それは政権が代われ…

台所(経営)

「統合」は効果を見込めない。「横持ち」は合理的ではない。 空閑地は時間的な経過のなかで、その存在意義を見出す。「変容」する際には、「更地」に戻る例が多々ある。これは、次の土地利用に備えて、以前の建物を撤去することで形成される。また若干の空き…

市場志向の時間とパーソナルな時間

「市場のために働く時間」から、「パーソナル化した時間」を何のために使うのか? 「市場志向の弱い」物語の代表に実は、時間厳守の「シンデレラ」物語がある。そこにあるのは、機械時計の時間を守る約束から、「ストーリーを守る約束」への移行である。この…

パンフレット

特定のメッセージを伝えるもの、それが「物質性」である。そしてM・マクルーハン氏が言ったように、「いかなるメディアも単独ではなく、たえず他のメディアとの相互関係のなかではじめて意味ある存在を持つ。「偏向」はその相互作用の中で破滅的でもあり、…

プロ?⇒誰?vs愛着⇒誰にでも!

「政治のプロ」とは、情報公開しない予算を利権にする者で、政策者ではない。 誰にでもあてはまる「憲法」であるなら、プロでなくても、誰にでもすぐに政治(アイデンティティ経済学)はできる。 現代にある「システムによる生活世界の植民地化」という診断…

スピノザ哲学

メタとは「後ろ」を意味するから、机上の空論ではない。ゆえに、なのも起こっていないものについて、あれこれ考える学問ではない。 問題設定であれこれ悩むのではなく、行為の後を振り返るのがメタ倫理学である。これは「法律」に近いし、プラグマティズムで…

盛る

「過去の時代と大地の状態を認識することは人間精神の花であり実である。」 レオナルド・ダ・ヴィンチ 「土を盛る」、そこから土木技術は始まる。なぜなら古墳はいずれも生前墓だからだ。ゆえに盛土⇒埋葬⇒盛土という一連の工程を連続しておこなった可能性が…

新折口信夫論(歌謡史)

「ことわざの意義」は歌謡の精髄である。それは正確(印象的)に伝承されるために取られた方法論である。 しかし「ことわざ」は教訓という規律への方向に向かわず、「思い」というこころの伝承(詞章)を確立したのである。これは律文学(リズム)発生の基礎…

アイデンティティ経済学

1%のヒラメキと99%の努力の意味は、天才や発明の内だけにあるのではない。 1%のヒラメキなくして努力の動機は生まれない、動機がなければ自発的に無意味である、ということが真相である。 ルールを守り、単に良い生活をしようと、システムに乗ってい…

戦時秩序素描

日中戦争後の国共内戦下において中国最大の都市、上海で導入された徴兵制についての検証結果が下記である。 「都市の流動性が、住民の把握や管理を容易にすり抜ける。そして戦時工業生産のための労働力保護と兵役負担を合法的に忌避する工場組合の壁を乗り越…

アダム・スミスの「見えざる手」から行動経済学の「奇蹟」(可視化)へ

「真実を暴けばデマに勝てる」という単純な二分法がもう無いように、嘘を見破る既成メディアの「ファクト・チェック」もまた役には立たない。 アダム・スミスの「見えざる手」という「バイアス」はもはや存在しない。 しかし「奇蹟」は今までより確実にあり…

利他主義を読み変える

生物の進化もまた、自前主義から利他主義へと向かい、一つにつながってきたと考えられる。それゆえ環境はネットワークになったのである。 参考 「API革命」 日経BPムック 「利己的な遺伝子」 リチャード・ドーキンス

ポジティブなポジション

*すべてあるいはほとんどの者に適用されるような自由の侵害に対しては、比較的尊重すべきであるが、容易に特定可能な「少数派」の自由を政府が制限する時は、より一層疑ってかかるべきである。(ある種の「目隠し」だから) *同質化競争のメカニズムが大規…

遮蔽・隠蔽・連続性

思考は考え、想像力は視る。 解読不可能なもの、一度限りのもの、「放り出されて」そこにあるもの、それを岡本太郎氏は「これはなんだ!?」と言った。それが日本のエクリチュールの始まりである。 不思議にも「壁」(遮蔽)そのものが提供する「表層」に、…

スピンオフとスピンオン(日本の防衛産業の現実)

日本歴史が戦後アメリカの傘の下に置かれ続けている以上、どう考えても防衛構想は不可能である。「専守防衛」も「抑止力」も、技術のスピンオフやスピンオンが国内外で拡散をふさがれている以上、日本の防衛技術はもはや「どこにも欲しがられていない」行き…

ダイバーシティ(無階級)

アメリカの人気テレビドラマ「わんぱくフリッパー」が映画「ザ・コーヴ」に正論展開されてゆく視点は、「失った者」の悲しさがある。生を失う動物と生業を失う土地(領土)の矛盾だ。そして愛着には他者の理解を超える大きな隔たりがある(脱領土化)。 「悪…