依存の感覚(形而上学的不安から科学宗教的不安へ)

田中智志氏のデューイ著作集、解題『「確実性の探求」に寄せて』は、新感覚を予感させる。 そこには近代と共に忘却され放逐された「依存の感覚」が「宗教的態度」とともに回復されたことを示す。明示的には語りえない「否定神学」をこの「科学的確実性」は「…

大伽藍(空)

「主は言われた。隣人よ、心貧しき者よ、なぜ私の隣に来ないのか。私には十分な用意がある。」 これは礼拝堂に集まり、自分のための祈りを訴えるお話ではない。 「私」とは用意された大きな伽藍である。そこで気づきのために、あらためて己の反響を、自身が…

公開・競争・妨害

たぶん「公開」よりも「秘密裡」に政策が進行するのは、「競争」よりも「妨害」のほうが多いからだ。これは「ロビー活動」にも「談合」にも言えることだ。本質は「経済システム」にはなく、妨害と言う「人間心理」の問題である。 キーワード:復水器の特許 …

未踏Ⅲ

「製造業」はなくなる 日立・東原社長が語る未来 【未踏に挑む】 エレクトニクス 2018/10/13 20:40 情報元 日本経済新聞 電子版 この記事はおもしろい。

相関関係論

角度は回転の大きさのことである。角度が大きければ大きいほど開くのに力が必要になる。 固定観念を超え、信じても見えないものを求めて、最後に錯視の奈落を乗り越えた時、頭脳の回転力は未知を拓く。 「ミトコンドリアのタンパク質翻訳速度と寿命」では、…

おもしろい

「太陽光は抑制、動き続ける原発 九州以外でも起こりうる」 山下裕志 2018年10月14日08時13分(朝日新聞デジタル) 本記事はおもしろい。

構成Ⅲ

おもしろい。 参考 日本テレビ 「ドロ刑 -警視庁捜査三課」

「置換」は「再現性」を超越科学する

再現性に根拠はない。起源がないのと同様、どこに同じものとなる軸があるのかわからない。何度も試す確率は、たえず時代の文脈効果の影響を受けている。ただその軸の不可解と繰り返しが科学的創造力を保証している奇異な現象である。視点が変われば再現され…

置換できない断層を自覚する

「AIとの戦い」と「採用のジレンマ」の間で、社会「置換」できない問題が本書で提起される。 ドライバー空前の人手不足。自動運転がやってくることを知りながら人々にドライバーとなることを必死で説得する経営者は不誠実のそしりを免れない。介護における…

統治下と家族

戦災孤児から震災孤児までの家庭裁判所は、「社会の弱い立場の人を支援する」。その意味で家裁は、「異端」であった。破滅から生まれた再興には、被災から生まれた遺産トラブル、失業による夫婦関係の争いが見られた。そして養子縁組の申し出は、新しい家族…

数から視点へ

関数記号の特質は、不飽和性である。ゆえに関数は数ではない。数は順序型でもない。概念記号は固有名詞にはならない。概念の集まり(集合)は、そもそも数学的概念ではない。 しかし、二つの外延のどちらか一方が「この集まりに」一致したならば、まったく同…

構成Ⅱ

おもしろい。 参考 テレビ朝日 「僕とシッポと神楽坂」

「集合測定論」の感覚

睡眠時の「夢」は、VRのようにリアルだが、記憶されず矛盾を無意識の中で修復し、アイデアさえ授ける。 破滅による再起動のためには、「百科全書」のようなものが必要だが、それは拡散された集合的な状況にあり、その集合的側面がそれでまた人間の幸せ感を…

逆旅Ⅲ(精神と物理)

物の世界は結び目の世界、対象のない世界である。つながれた構造は、何も覚えていないので、何も忘れない。しかし結び目はすべてを覚えていて、忘れるためのあらゆるものを持っている。結び目をほどくことは、物をばらばらに壊すことではなく、むしろ解き放…

構成

おもしろい。 参考 テレビ朝日「リーガルV」

笑うべきこだわり

好き嫌いはあまりあてにならない。 大きな波にすぐにさらわれる「適応的無意識」だからだ。しかし外部からの影響が大きいにも関わらず、好き嫌いを曲げようとしない私たちの頑固さも大したものだ。 ここで考えるべき問題点を裏返して、あなたが自分の選んだ…

平行社会論

「国家の内部で、開かれた社会を目指そうとすればするほど、国境を閉ざさなくてはいけない」(リベラル・パラドックス) 『主権国家として礎が固まらないうちに経済優先・利益追求に巻き込まれる「脆弱国家」「破綻国家」』(グローバリゼーション) 201…

分離・統合のセルフ・メディケーション

本書は秀逸である。 「生活管理の仕法」として、世の変転にも通じて「知識をおのずから開く」ことは、「人道の成就」、人格の完成である。世間や家族に迷惑をかけ、「死後の嘲弄」あざけりを招くことを戒める。短命から長寿となっても自己の健康管理を怠れば…

記事(仮想的有能感)

朝日新聞デジタル(2018年10月9日05時00分)記事に「仮想的有能感」があった。競争もいいが、人を評価すると言う事も、この世に価値を見つけることであると思われる。 参考 「他人をバカにしたがる男たち」 河合薫 著

回文

「抑制の抑制」という生物の「二重否定論理」に基づく調整は、「CRISPR」にも当てはまる。世界をより良い方向に変えるとてつもない力の「二重否定論理」である。戦後「核物理学」もそうしてきた。 一見まったく関係のない基礎研究が次の飛躍を生むこと…

リミテッド・ハイパー・ワールド

リミテッドアニメに内在するキャラクターの現代的「非行動」を一定限度まで至らしめれば、そのキャラクターの内部からどこでも携帯可能な生命力を呼び出し、誰にでも何にでも憑依することのできる魂のイメージを作ることができ、それが自分について回るので…

確率と誤差(再現性と真の情報)

『究極の精度を目指すということは「不確かさ」を絶えず認識することである』、と本書は説く。 科学者たちは、測定値がほしくて測定するのではなく、真の値が知りたくて測定をする。しかし真の値は測定値に近いところにあるだけである。だから何度も計測する…

イマジネーションとしての単位

本書は秀逸である。 「誰が、どう理解したいのか」で単位は、物理単位から社会や産業界へ引き渡される。 また「基準」と「測れられるもの」の関係が逆転することからも単位は変わる。 たとえばレーザーを使って温度を測る方法が発明されれば、今まで別だと思…

歴史的瞬間のアイデア

S字型の曲面で音を凸面に沿わせることはできないが、二つの孤形の壁をS字に配置することで、内側から内側にジャンプさせることができる。 つまり継ぎ目に管のような状態が少しでもできれば、それは外にでる内となる。 管状をその瞬間の出口で継ぎ目と考えれ…

過去のエコー

本書から様々な反響を得る。 アヒルの鳴き声はエコーしない。それは聴こえない「過去のエコーを聴く」ということと同じだ。 S字型の曲面で音を凸面に沿わせることはできないが、二つの孤形の壁をS字に配置することで、内側から内側にジャンプさせることがで…

訴訟とその技術

ロングフル・ライフ訴訟を認めるか認めないかは、自己決定や経済的解放といった価値を重視するのかの判断の違いばかりでなく、出生前に障害があるか否かを判断することが技術的に徐々に可能になることによって、現実問題として立ち現れてきているからだとみ…

立会(言語革命)

創造過程は「変化の論理」であり、それは「触媒反応」に例えられる。 『その能力は限られた人間にのみ具わった才能ではなく、すべての人間に恵まれたものである。触媒作用を意識的に発動することを要請されているのが「編集」(組織者)である。』(外山滋比…

エリート教育と技術振興の差異

州の権限が強く、州ごとに税制が異なる。 それでは「プラットフォーム」が育たない。モノの移動が前提条件で、ずべてが現前化するのである。 参考 「インドの科学技術情勢」 林幸秀 編著

ブック・イラストレーション(装飾から造形へ)

写本という行為により、文字から象徴的イメージという個人的翻訳が生まれ、それが個性的な写本として装飾・挿絵を施すものとなる。 個性と装飾は、写本において魂の翻訳と同じになる。 書物の内容を直感的に伝えようとするより良い写本と修行が、「絵かきと…

感情障害では予測誤差を低下させられない

本書は秀逸である。 脳は、ヘルムホルツの自由エネルギーを最小化するように働く。 「自由エネルギー原理」によれば、予測信号(信念)を書き換えることによってエネルギーの最小化ができるだけでなく、注意や行動を通して入力自体を変化させることによって…