働き

「かくして全く秩序が恢復された。ハムレットがいなくなったのである。併しそれでこの種族が絶えたのではないのである。」 人間でも事件でも、その本来の動きはたった一つしかない。その一つしかないもの「本来の動き方」を見つけていくことで、典拠の持つ、…

環境権

ゴッホ氏の「夜のカフェテラス」やロートレック氏の「ムーランルージュ」は輝き存在する。 夜空に飛翔した翼のある知性たちは、知覚の最後の楽園で鳴り響く夜と音楽、そしてそれは不思議な鳥たちの姿をしている。 「リオの亡霊」は世俗的時間を自ら剥ぎ取り…

銀河

「ガンマ線バースト」と「ブラックホール」を「同時」に存在させ、そこに「降着円盤」の物理を挿入できる思考実験が銀河には必要である。そしてそれは、「ヒッグス粒子」の存在の前に、必要な議論である。 参考 新天文学5「ガンマ線バースト」 河合誠之+浅…

日常言語サイクルへの注意(罪以上の過剰罰サイクル)

メタ論理を意識すると、俯瞰という主客分裂に収拾がつかなくなる。ゆえに日常論理ではあえてメタ論理(繰り返し)を意識することはない。 しかしラッセル氏のパラドクスは、フレーゲ氏の数理論理学へと橋渡しされることにより、日常論理学はあらためてゲーデ…

位置という情報

位置を特定することは表示であり、それは宣伝につながる。 しかし地図はメディアであってメッセージではない。メディアには多面性がある。 ゆえに地図は、「異論なしの意味」ではなく、異論を含む意味を備えた社会的/政治的文脈へと誘う。 参考 「地図の政…

リベラルアーツの場所

戦後「リベラルアーツ」の大学構想は、大学構内そのものが、「明日の都市」であることを示す。そこには教員住宅もあり、それは質の高い住宅を示し、本来の学園都市として明確化されていた。 参考 『建築家ヴォーリズの「夢」』 高澤紀恵 山﨑鯛介 編

セキュリティ・分割・仮想化

「記憶」は、「セキュリティ」のために生まれた。マルチユーザでは、セキュリティ問題を解決する必要があったから、「メモリ管理機構」が「アクセス制限」を実現するようになったのである。 そしてこのユーザ間の分離が、マルチプログラミングへと導く。そこ…

無限性・再現性・同一性・再生

「無限」の始まりは、「再現」性の始まりである。無限は、時間と空間の生成・拡張関係にはなく、無限の「繰り返し」にある。 単純計算の繰り返しは、確率過程理論とその工学の応用に、いまでは大きく貢献した。 ファジー・システムとカーネル密度関数ベース…

アクセルとブレーキ(再現性の問題)

1、ほとんどのウイルスはしっかりとした免疫を誘導する。 2、亀の甲物質は、酵素によって酸化される。(解毒と毒性) 3、レトロウイルスは逆転写酵素である。 4、DNAのプロウイルスが、RNAがんウイルス複製の中間体になっている。 5、内因性プロ…

虚構の自然(社会性の付与)

たぶん「与える」と言う事は、他者性からは来ない。それは「虚構」から来る。 「事象とはそのままの自然事象ではなく、通常の意味での現実が現実一般であるわけでもない。」 フッサール氏は、「虚構」に格別な意味を付与する。 「制約のない本質探究は必然的…

返上・見送り・縁起

ヴィクトリア朝はさまざまなものを見送った。それを「縁起」として。 茶の湯である煎茶文化もまた、武士社会を「縁起」として見送る。 「縁起」は「返上」として見送られ、その裾野を広く理解してきたのである。 参考 「ヴィクトリア朝時代」 ジョン・D・ラ…

資本特性とゲーム理論

「生産」循環から生まれる資本(拡大再生産)は、やがて様々な「収穫逓減」に陥る。「情報の非対称性」にあるかもしれないそれが、「危険」という「不確実性」の登場である。そしてその危険を「リスク」として取り込んで、肥大したのが「金融資本」である。 …

鏡像(鏡映)とレディーメイド

多様なるデュシャン受容はいかにして生まれたのか。 それは言説空間で受容され、回収され、消費されたからである。 記述するデュシャンに対し、記述されるデュシャンが、視覚に埋め込まれたのである。 概念芸術の定式化が、「自己批判的思考者」として、視覚…

再現性制御(人間科学)

「サクラの枝は切ってはいけないが、ウメの枝は切らなければならない」 ウメは木が大きくなると、できる果実の個数が減る傾向にある。しかしサクラは枝が切られると、その切り口から病原菌が入り込み、病気になりやすいから、ウメのように盆栽にもなりにくい…

上陸(地図)

本書は秀逸である。 心臓(心筋細胞)には、ミトコンドリアがATP産出とともにつくりだす活性酸素という猛毒から身を守るため、みずからアセチルコリンをつくりだすという機能が備わっていた。そしてその機能は、四肢の血液の流れを早くするという、一見、…

素朴実在論とライターズ・ブロックについて

表現者たちを考える。 脳は、視たものを行動に置き換えるために、素朴実在論を主観体験に置き換える。 知覚と行動はこうしてつじつまを合わせている。これは科学的実在認識をもまな板にのせる。 書くこと・描くこと・研究・技術は、地図を振り返りみることで…

普遍史の可能性(ヘーゲル歴史哲学の本質)

本書は秀逸である。 「占有は権利のどの分類に入るのか」? それは、「始まったばかりの直接所有権」であると、ガンス氏は説く。なぜなら「始まりの所有権」としてのみ考えられるのであれば、所有権が先ず最初になければ、占有の権利は、存在しないことにな…

聖像衝突と思考の展覧会

「物神事実」の概念は、「聖像衝突」の概念でもある。 「物神制作者」の技術的な仕事は、何が国民に重要かという理念から、絶えず聖像衝突し「展覧会」で反転淘汰されている。 人類は「物自体」ではなく、「事実」を超えたところまで行ってしまっているので…

宛先(社会契約論)

「わたしは奴隷になるつもりはないから、主人になるつもりもない」 リンカーン氏 これはカント氏の「目的の国」の「契約主義的」な推論とも合致するし、「共同体」という発想の基礎にもある。 そしてこれは基本的にはもっとも単純なものである。 「誰かに何…

非決定論と地図製作

「セレンディピティ的」研究は、凡人にもできる「基礎研究」を示す。なぜなら世界は「非決定論」でできているからである。 そしてその非決定論は、「量子力学の形式に合理的な解釈を付与するのではなく、実験で動機付けられた仮説から、その形式(量子力学の…

「精神間機能の水準」と「精神内機能の水準」(消費と生産)

人間の発達は誕生後2度出現する。「一度目は他者との関係において、2度目は自己内においてである」、とヴィゴツキー氏は言う。 このことは、人間の発達の方向性が「精神間機能の水準」から「精神内機能の水準」へ至るものであることを示唆する。 しかしそ…

統一理論

平面を丸めることと、球体から平面を切り出すことの、双方を単純化して考察すると、統一理論が見える。 キーワード: ユークリッド幾何学・リーマン幾何学 π ベンゼン環・芳香族化合物 植物・動物 無機化学・有機化学 多面体結晶・曲率・光学 免疫・ウイルス…

アクターネットワークvsトップダウン

野外の土壌には残りにくい家屋害虫の類は、「人が作った化石」である。それは先史・古代の人々の意(衣)食住の細部を語る。貯蔵食物害虫は上手く移動できないが、人の作る土器を棲家に広範囲な拡散を進化の形として達成した。家屋内環境(人間環境)は、遺…

一般的パーソナリティ理論および認知社会的学習理論(行動経済学)

現在の犯罪の深刻さは、将来の犯罪リスクの大きさと等しいわけではないという重要なことが分かって以来、社会階級は犯罪行動と小さな相関しかないことが示された。 それは貧困化の時系列にはなく、個人間差と個人内差により生まれる。 賃金等のモチベーショ…

物質から地図の導きへ

ヒッグス粒子は、粒から容れ物へ発想をかえ、超対称性と余剰次元の両方を見せる。 ボロノイ分割の概念は、ピケット・フェンスの謎である。 しかし地図作りが「ボイド」(空洞)であることは、その証明かもしれない。 キーワード:泡宇宙論 噴水効果(超流動…

戦略的パートナーシップ(インド)

本書は、中国との関係を想起させるゆえに秀逸である。 地域勢力と手を組まなければ中央政府の与党になれないということは、政策協力というよりも、地方選挙での利益しか考えていないことを意味し、政治的停滞の要因となっている。 インド系ディアスポラ(ア…

面の格子論的転回(射影)

電気生理学の進歩は、神経系の化学的な記述から、電気的なアプローチに導く。 最初のレンズはプリズム(色)であり、それは入射角における時間認識である。やがてそれは網の目のような構造を進化させる。それが光による神経系を促進する。面の格子的転回であ…

器官

ル・コルビュジエ氏の「言語に絶する空間」をメルロ=ポンティ氏の言葉を借りるなら、空間とは「私の身体の持つ空間性」である。 そしてその「身体」は、「音響の造形」1947年という耳の形態を模写している芸術的抽象性である。 経緯 視覚→聴覚→配線→ケーニ…

現代の負債

ここで言う格差とは所得と言う経済的なものだけでなく、他者との連帯や共生ができない社会的格差(社会的排除)が含まれる。 参考 「支え合いの社会システム」東アジアの互助慣行から考える 恩田守雄 著

プラネット・ハリウッドあるいはスタイル株式会社

文学の干渉に左右対称ということはない。目標文学は、起点文学によって干渉を受けるが、起点文学の方では、目標文学のことを完全に無視している。 ゆえにプライバシーをさらに極限までつまびらかにしていく過程においては、一生その関係をまるごと背負うこと…