本質の揮発性について

ハイデガー

柔和な物は数においてつつましくわずかです。少なくとも、そこらじゅうに氾濫している同価値でどうでもよい対象が無数にあるのに比べれば、あるいは、一生物種に過ぎない人間の頭数が膨れ上がって際限のないのに比べれば、そうです。死すべき者である人間だけが、世界としての世界に住みつつ到達します。世界にもとづいてつつましくも柔和なものが、いつかは物となるのです。

そして死すべき者たちがそれを成し遂げるのは、住むことにもとづいて建て、住むことのために考えるとき、そのときなのです。

技術の本質は、技術的なものではありません。ですから、技術について本質的に省察し、技術と決定的に対決することは、一方では技術の本質と親和的でありながら他方ででは技術の本質とは根本的に異なる領域において、生ずるのでなければなりません。そのような領域こそ、芸術にほかなりません。ただしそれは、芸術的省察が、これはこれで、私たちが問うている真理のめぐり合わせの布置を、閉鎖してしまわない場合にかぎります。

 

参考

「技術とは何だろうか」   マルティン・ハイデガー 著

人間拘束(疑似科学)のナンセンスについて

基本は自然に対する天真爛漫である。そこに独立した名称の杭を打ったのが漫画(自由勝手放題)である。自然が自然科学により自然拘束(人間拘束)され始めた頃から、権力や風俗を風刺した漫画が登場する。

やがてこのマンネリ化や時の権力の弾圧によって、新たな風刺が求められることになる。それが「人間そのもの」を面白おかしく風刺する「ナンセンス漫画」の登場である。

(会話をぶつけ合う滑稽なものから、見てすぐ笑いを呼ぶ4コマ漫画等までである。)

 

参考

「日本漫画史」鳥獣戯画から岡本一平まで    細木原青起 著

オールの時代

「読み解き方」が、人の才能である。

世界の中心は、製品からサービスに移行しつつある。本当のサービスとは、オールマイトである。所有から利用へと加速度的に移行して行くということは、プラットフォームを超えて、すべてを「網羅」できるということだ。

デジタルトランスフォーメンションとは、筋道を変えることで、すべてを網羅できる可能性を視野(予算)に入れる新会計が発想できるということである。

製品中心から顧客中心への組織的マインドセットへの移行は、二次的に生成される膨大なデータも付加価値創造に活かせる。

リースは利用者を特定のクルマに縛りつけるが、サブスクリプションではさまざまな車種に乗ることができる可能性がある。これは仕方なく好き嫌いを生んでいた「選択」(陳腐)を超える自由な多様性を、人間に初めて解放する。しかも登録や保険や保守からも解放される。

「シェアリング」は、「オールマイト」の人間性を新たに要求している。勝負は「スケール」ではなく、「エンゲージメント」である。最初からすべてを始めることも、「システム」としての製品を売ることもできる。製品を「サービス」に変えることができることから、製品ではなく直接「結果」を売ることができる。

これから、人々に「本当の時間」が与えられる。サービスのレベルについて契約すればよいからである。

 

   - 効率性追求のステージを超えた、可能性追求のステージへ -

 

 参考

サブスクリプション」   ティエン・ツォ ゲイブ・ワイザート 著

教育が障壁とならない為に

とりわけ強い人為によって維持されてきた二次環境で絶滅危惧種はあらわれる。それを元の一次的環境に戻すことが、効果的な保全技術である。

点や辺の単純なランダム化は錯誤につながる。集団切り出し法を用いてネットワークを構築することは、たとえば辺の重み付けをどうするか、点と辺のフィルタリングをどうするか、そしてそれはたとえば辺の数よりも、ランダム化検定で保存すべきオリジナルなデータセットの構造指標なのかどうか、といったことを決定していかなければならないからだ。

「メリオリズムの教育論」(社会革新主義の基本)は、原初的環境再現から再び有効な道具主義を見つけ出す遡及法である。自身の活動が避けがたい方向を持ち、自身の到達点に向かって動くようなものとしての条件を整えるものだからである。狭い意味での実証性(エビデンス)を超える試みはそこから生まれる。

 

キーワード:点ベース指標の統計検定

 

参考

絶滅危惧種の生態工学」   亀山章 監修  倉本宣 編著

「動物の社会ネットワーク分析入門」    

 ダレン・P・クロフト リチャード・ジェームス ジェンス・クラウス 著

デューイ著作集6 教育1「学校と社会 ほか」    ジョン::デューイ 著

 

内部観測(サイズ不変位置情報)

部分は全体を知っている。それが非線形振動の位置情報だからだ。マクロ経済学ミクロ経済学もその位相勾配(内部観測)の関係にある。これが地球の知恵(サイズ不変位置情報)である。

 

キーワード:エンドジェニックシステム エキソジェニックシステム 蔵本振動子(位相振動子) 予知を可能にする「ゆらぎ」

 

参考

「地球46億年気候大変動」    槙山祐典 著

「創造性の脳科学」    坂本一寛 著

イメージを超える行動

まずは「視点を変えることから、姿勢を変える」。自分の持つイメージ以上であるとそれが再認識されなければ、仕事(創造)を始めることはできない。ものの見方をかえればストレッチも変わってくる。

 

「慣用操作」と「ごっこ」 ー 「実用性」から離れて「ものがたり」へ。

語りは「不在」を「ごっこ」することで、「知覚的実在感」から自由になり、「記号化」できる。それは意味あるモノ、実用的な動作から「離れる」(距離化する)方向へ発達させる。この遊びの「文脈」への写し・移しは、「見立てと再現」の間で揺れる。

そして「見立てと延滞模倣(過去の出来事の再現)」「照合と見立て」の再構築はこうして起こる。この「マッチング理論」は、「敵対的生成ネットワーク」と同じである。

経験を語り、経験を変える「ナラティヴ」は、「ここにない世界」をつくる。いまある「イメージ」から解放され、イメージ変化、再結合を促し、「新しい行為」(仕事)は生まれる。

 

参考

「研修アクティビティハンドブック」    中村文子 ボブ・パイク 著

「ものがたりの発生」    やまだようこ 著作集 第3巻

分ける理論

繊維は金属のおかげで架橋され染まりやすくなった。世界はわかりやすくなるとベンゼン環は教えた。当初緑染めに、植物の緑は直接使えなかったからだ。

点群データ→STLデータ→CADデータの流れは、折り紙から3Dプリンターに進み、これは画像がグラフ理論につながる「RE」を作る。

そしてこの離散数学は、太陽光パネルの吸収と強度へつながる。

 

キーワード:光合成 ハニカム構造 金型 トラスコアパネル

 

参考

「天然染料の科学」   青木正明 著

「折り紙の科学」   萩原一郎 奈良知恵 著

離散数学」ものを分ける理論    徳田雄洋 著