働き

「かくして全く秩序が恢復された。ハムレットがいなくなったのである。併しそれでこの種族が絶えたのではないのである。」

人間でも事件でも、その本来の動きはたった一つしかない。その一つしかないもの「本来の動き方」を見つけていくことで、典拠の持つ、いわば不連続な穴を埋めていく。もし一つそれを見つけ損ふと、もうそれより先へすすまれない。進めば、必ず無理ができる。

不合理と見える展開を、合理的な展開にかえながら、明らかにされていない動きを見つけながら、進めていく方法が、「共通」な作り方である。

何かを「共有」することによって、起源における結びつきを見る。選択の余地がない強い結びつき(自然本性的起源)は、こうして「先なるもの」であり、同時に「後なるもの」であると思われる。

ただ単に、「後から」だけ結びついたように思われる「選択の余地がある結びつき」は、単に「付加」されたものであり、「取り除かれること」の可能なものだからであると、誰もが「振り返り」に思うからである。

 

 キーワード:ペルセウスアンドロメダ アナトール・フランス トマス・アクィナス

 

参考

「ラフォルグ抄」    吉田健一 訳

『「羅生門」の世界と芥川文学』    清水康次 著

キリスト教講義」    若松英輔+山本芳久 著

環境権

ゴッホ氏の「夜のカフェテラス」やロートレック氏の「ムーランルージュ」は輝き存在する。

夜空に飛翔した翼のある知性たちは、知覚の最後の楽園で鳴り響く夜と音楽、そしてそれは不思議な鳥たちの姿をしている。

「リオの亡霊」は世俗的時間を自ら剥ぎ取り、「奇蹟の浸透作用」を実現する憑依体となる。

夜は、視覚を封じる音楽的産物である。思考の手前にある音楽は本質を直観して見せる。「離見の見」は、「遥かなる視線」である。

日没の思考は、生命のすべての過程を凝縮して含む。環境権は外界の光を遮断し、自らの夜の中で、全てを奏でる原初の脳となるのである。

 

参考

レヴィ=ストロース 夜と音楽」    今福龍太 著

銀河

ガンマ線バースト」と「ブラックホール」を「同時」に存在させ、そこに「降着円盤」の物理を挿入できる思考実験が銀河には必要である。そしてそれは、「ヒッグス粒子」の存在の前に、必要な議論である。

 

参考

天文学5「ガンマ線バースト」    河合誠之+浅野勝晃 著

日常言語サイクルへの注意(罪以上の過剰罰サイクル)

メタ論理を意識すると、俯瞰という主客分裂に収拾がつかなくなる。ゆえに日常論理ではあえてメタ論理(繰り返し)を意識することはない。

しかしラッセル氏のパラドクスは、フレーゲ氏の数理論理学へと橋渡しされることにより、日常論理学はあらためてゲーデル氏やヴィトゲンシュタイン氏の射程となり、インターネットにおける日常論理とメタ論理の新領域論が先取りされ、生まれ来るのである。

          

         - ネットワーク上の日常論理とメタ論理(俯瞰の倫理学) -

 

参考

「新・論理考究」    本橋信義 著

 

 

 

位置という情報

位置を特定することは表示であり、それは宣伝につながる。

しかし地図はメディアであってメッセージではない。メディアには多面性がある。

ゆえに地図は、「異論なしの意味」ではなく、異論を含む意味を備えた社会的/政治的文脈へと誘う。

 

参考

「地図の政治学」    ジェレミー・ブラック 著

リベラルアーツの場所

戦後「リベラルアーツ」の大学構想は、大学構内そのものが、「明日の都市」であることを示す。そこには教員住宅もあり、それは質の高い住宅を示し、本来の学園都市として明確化されていた。

 

参考

『建築家ヴォーリズの「夢」』   高澤紀恵 山﨑鯛介 編

セキュリティ・分割・仮想化

「記憶」は、「セキュリティ」のために生まれた。マルチユーザでは、セキュリティ問題を解決する必要があったから、「メモリ管理機構」が「アクセス制限」を実現するようになったのである。

そしてこのユーザ間の分離が、マルチプログラミングへと導く。そこから強固な「ユーザ間分離」がさらに目指され、「仮想化」のメリットが生まれきたのである。

 

参考

「プロセッサを支える技術」   Hisa Ando   著